タグ:中東情勢

本日の英字新聞、一面真ん中、1段組みの小さな扱い記事であるところを見れば… 載せる方も悩んだ様子が窺える。 だが、イスラーム教 預言者ムハンマッドを冒涜する映画を作ったとして、パキスタン政府の現職閣僚が(個人的にしろ)映画の製作者を殺害した場合には10万ドルの懸賞金を与える。かつ反政府武力集団やアルカイダにも『崇高な行為』に参加するようにと呼びかけたというから何をかいわんや!!と、良識家で普通の人であるオバハンなどは思うのだが、イスラーム教徒の大半はそうでもないらしい。

20年余り昔、『悪魔の詩』の著者サルマン・ラシュディに対して、預言者を冒涜したとしてファトワー(イスラーム教の最高指導者や法学者などが出す布告)がイランのホメイニ師によって出されたことがある。その折には日本でも悪魔の詩を翻訳した教授が殺されている。が…犯人はつかまらないままだし、真相解明も全くなされていない。また世界でも悪魔の詩に関連し、何人かが殺されている。
その折の宗教的立場から出されたファトワーと、来年の総選挙狙いで自分が目立つために出したような「懸賞金」との間には大きな差異がある。 過日の反米デモの中でTVカメラの前でだけ目立とうとしていた内務大臣も含め、政治家というのは世界共通であざとい。

現職閣僚の「懸賞金を出す」発言に、驚いたのはオバハンだけではあるまい。この発言と波紋に対し、パキスタン政府はどう対処をするのかな?? 写真でその現職大臣を見るに、朝から晩まで暇さえあればお祈りをしているイスラーム教どっぷりの人のようには見えないし(日に5回、額を地面に付けてシッカリお祈りをしている中年過ぎの人には、2~3年で額に直径3㎝くらいの薄く黒い痣と言うかシミと言うか…が出来る)  しかし、この現職閣僚には額のお祈り印がない~~~ ということは?と、オバハンは想像を逞しく膨らませる。

富士山に「初冠雪」を観測したと気象台が発表し、平年より18日早かったという。2~3日ほど前にあった当地の冷え込みが偏西風にのって日本へ届いたようだわ。 もっともイスラマバードの朝方の冷え込みといってもたかだか21℃くらいだが、暑さに馴染んでいた身体には十分な冷え込みに感じられた。なんせ最高気温からすれば25℃も低いのだから。今年は1ヶ月も早く9月も初旬から薄いタオルケットを出して準備をしたし、この分ではパキスタンも平年より寒さが早いのかも。おかげで今年の登山隊やトレッキング隊にとっては旧北方地域の治安とともに最悪の年だったかも。

さてさて日本では民主、自民で党首選挙だと……   
つい先日のTVで日本の専門家だか学者が「世界第3位の経済大国、日本 はウンヌン…」と言っていたが… いつの時代の話なのかね???と思いながら聞いていた。オバハンによる肌感覚、海外における今の日本の立ち位置は…世界第3位の経済大国と言えるようなものでは決してないと断言できる。本当は(日本政府の援助関係等)身近な具体例を出して書きたいが、そうも行かない諸所の理由もある。
今後ますます低迷して行くそんな日本を引っ張って行かねばならないのだから… 将来、日本を率いていくことになる「党首」、自分が歳をとったせいなのか、どの顔ぶれも頼りないなぁ。特に石原なんかは(口だけの政治家に思えるし)何かの折には常に腰砕けになる男だ。 民主党の顔ぶれもイマイチだし… 
先進国の座から転げ落ちている日本を率いるのだ! シッカリしてもらいたいなぁ~~~

きょうは薄日が射し、空にはうろこ雲やひつじ雲が浮かんで秋の気配は訪れたが、陽射しのせいで昼間は蒸し暑かった。しかしまだモンスーンが明けた様子ではない。例年ならば10月の上旬に上掛けの薄い布を出すのだが、今年は不安定に時々冷え込む夜があるので早々とタオルケットを出して準備。まったく捉えどころのない気候だ。

さて、きょうは米同時多発テロから早や11年にもなる。ツインタワーに2機の飛行機が突っ込み、ビルが崩壊して行ったさまは未だに衝撃となっている。あんなふうにビルが真下へ崩壊するのはオカシイ!!! 単なるアメリカ向けのテロではない!! ましてやアフガンはあのテロとは殆ど何の関係もなかっただろうに!!という気持ちは一生涯、残りそうだ。 大昔からアメリカに対する不信感、アメリカの下手くそなワンパターン化した策略、常に外敵を作って攻撃し続けて行かないとアメリカ経済が成り立たないこと等々、アメリカ関係の小説を(小説には殆ど元の話となる現実があり)読めば大いに解るパターンがいっぱいある。

最近のテロは、本来型の少人数による突撃型に(というべきか)多くが戻っているようだ。大型の派手なテロは(大国による)莫大な資金援助がないと実行できないのが通常だ。 本来的なテロというのは政治的に抑圧されている弱者が、政権に対して、あるいは大国等の強者に対して行う反撃の一種とでも言えば良いのかなぁ… テロ=暴力行為だから褒められることではないが、それにはそれなりの(テロ側の)理由もあろうかと思う。
特に、ここ数年で各種情報伝達が進み、色々な知識や知恵がつき、自己主張をする人間が増え、アメーバーのように細分化しながら(世界)各地へテロ組織は繁殖している。おまけにテロリストたちの連携だ… これは情報伝達技術のおかげを被っている。そのせいで、まともな市民生活者である我々も、いつ被害に遭うかわからないところが怖いな。

いまアフガンの武装勢力の影響が旧北方地域へも及んでいるのではないかと、一部では言われ始めている。今年の2月頃から続いているカラコルムハイウエー沿い、あるいはギルギットを中心とするシーア・スンニー派の抗争の後ろにあるのは……というわけだ。

ザルダリ大統領の病状は本当に悪いらしい… 顔の半面に麻痺が来ているとも聞く。昨日などは死亡したという噂が街を駆け巡ったくらいだ。  政府の関係筋などは、ザルダリ大統領の症状は脳への長期的な損傷はないとされる「一過性脳虚血発作」で入院したと明らかにしていたが、真実はどうなのかな?
ギラニ首相は大統領の容体は急速に回復していると説明する一方で、帰国までにはあと2週間の療養が必要だと述べたというが。

大統領になって3年、政治的な腐敗や能力不足を国民から批判され、政権の早期退陣を望まれているザルダリだ。しかし世論調査の結果によれば、国民の71%がザルダリの退陣を望んでいるということは、政権末期の菅などより人気が、まだあるということ????
菅の方がザルダリより「下」なのが凄い~

「ザルダリ大統領は海外へ逃げたな…」  パキスタン国民の多くはそう想っている。
先月、ザルダリがアメリカへ送った『極秘メモ(ザルダリ大統領が軍のクーデターを恐れ、アメリカのマレン統合参謀本部議長にクーデターの阻止、軍部刷新などの協力を要請したとするメモ)』の件が発覚。ついにザルダリの命運も尽きると多くの国民は思ったものだ。 
しかし常に悪運の強いザルダリ、アフ・パク国境検問所へのアフガン駐留多国籍軍による誤爆で兵士24人が死亡、国民の目がザルダリから逸れた。よってザルダリは逃げおおせるか…の雰囲気も一時的にはあった。 すでに2度だか3度だかも心臓のバイパス手術をしてあるザルダリだから、『極秘メモ(メモゲート)』事件で心臓に負担がかかったのかもしれない。 が、これはザルダリによる「新作戦」で、得意の海外逃避だとの見方が強い。

ザルダリ大統領は辞任か?との報道も日本ではされているが、在米パキスタン大使が証人喚問に応じるというのでは、ザルダリの命運も尽きるのだろう。「辞任」などという生やさしいことではなく、罪に問われると、オバハンは想うものだが。

春に買い換えたばかりのパソコンがず~~~っと不調。ネットに繋がっていてもメールの送受信も出来ないし…と思っていたら、どうもオバハンのパソコンだけではなかったようだ。時々サーバーの都合でわけのわからない不具合が生じるし、パソコンに弱いオバハンではなんともならない…

↑このページのトップヘ