2025年03月

きょうは1か月にわたった断食月が明け、町は文字通りに静まり返っている。
昨日の朝はやや赤味がかって色が付き掛けている・・と見ていた庭の桑の木の実が、夕方には黒く熟して落ち、人工芝を汚すようになった。きょうから1週間ばかりの庭掃除は厄介だ。屋上の定家葛の花も数日前から
蕾を付け出しているし、ヨタヘロ期を僅かでも先送りしようとウォーキングを始めた先では、どこもかしこも様々な花が満開だ。スタッフたちに花の名前を聞いても大概は知らない、パキスタン一流大学出の子守お姉さんに聞いても知らない。知らないだけではなく全く違う花の名前を、あたかも自分は何でも知っているかのように堂々と教えてくれるからムカつく。「それは別の花よ」などと指摘をしても「だから何なの?」とばかりに知らん顔、5歳児にも間違いをイッパイ教えていそうで気にかかる。教育のあるパキスタン人は自分の非を認めない。いやいや当地の多くの人が持っている悪癖と言えるかも。季節は足早に本格的な夏を迎えようとしているが、後しばらくはこの穏やかな初夏を楽しみたい。


トランプ大統領、相変わらずの強腰だ・・プーチンに対しては「ロシアのせいでウクライナとの停戦が上手く行かなかったらロシアの石油には二次関税を課す。プーチンにはムカついた」。イランに対しては「取引に応じなければ空爆が行われるだろう、彼らが見たことも無いような空爆になる」って・・言動をチラ見ななめに読んでいるだけだが、トランプの頭を疑ってしまう。トランプ流、まずは大風呂敷を広げ恫喝を前面に出す外交だとは想いつつも、こんなやり方では悪意を持たれる方が多いのでは・・と案じもする。アメリカだいじょうぶかなぁ??もちろん日本も・・


イスラエルには近隣のパレスチナやレバノン等と停戦をする気が全く無いように見受けられる・・その背景にはアメリカ・トランプの強力なイスラエルに対する支持、ドイツの持つユダヤ人に対する贖罪「イスラエルの安全を国是としている」の強い後押しがあるせいだろうか。ドイツという国は頑ななのか??昨年秋もイスラエルの存在権を疑問視したり、ボイコット運動を呼び掛けたりする団体やプロジェクトへの資金援助をやめるとする連邦議会決議が出されたりしたそうだ・・
きょうイスラエル軍はレバノンの首都ベイルート南部を空爆と・・昨年秋イスラエル軍とレバノンの武装組織との停戦があったというのに、それもチャラか・・昨年秋のレバノンでの無線機やポケットベルなど数千台が一斉に爆発し、3000人余の負傷者が出たことは衝撃的だった。あの時、国連では「民生品を兵器にしないことをルールにすべきだ」等と言っていたが、その後、どうなったものか?
ドローンなどはアメリカがアフガンでの米兵の負傷・死亡に音を上げ、急速に開発が進んだ兵器だが・・民生品を兵器に使用は許されないと、一般人のオバハンなどは思うが、戦争屋には民生品も武器も関係がないのだろう・・おぞましい神経を備えているからこそ、戦争が出来るのだろう。

ミヤンマーで発生したM7.7の地震。神戸の地震よりも揺れの規模が大きいのかと唖然としている。神戸のように人口が密集していなくとも、田舎なら脆い建築物も多かろう・・徐々に被害が鮮明になって行くことだろうと想い、心が痛む。

ここ半年くらいでオバハンの足元があまりにもヨレヨレし、歩みに疑問符が付くようになって来た。で、この4日ばかりは「真面目に歩く練習」をしようと車で10分ばかりのクリケット・グラウンドまで出かけている。クリケット・グラウンドには警備の警官2名がいるし、グラウンドの周りは散歩道1周500mに作られているから、誘拐も強盗にも出会うことがない(だろう)と言うので終日、散歩をする人も多い。本来ならば面白味が皆無のグラウンドの周りなどをグルグル回って歩きたくも無いが、こうも治安が悪ければいたし方がナシというところだ。実は1か月前のハナビちゃんの命日に、ハナビたちとの散歩道へと家から出た! それを帰宅して来た息子に見られて、オバハンの後から息子に命じられた警備員がショットガンを抱えて走って来た! 我が家の5歳児が散歩に出る時も警備員とスタッフ2名、子守のお姉さんが付きそう有様だし、この2~3年での治安悪化は急激だ。3年前から比べると諸物価が3倍になったこと、アメリカがアフガンに残して行った武器弾薬もろもろが流れに流れてというのもあるだろうが、面倒な世の中になったものだ。
現在90歳過ぎで評論家としてご活躍の樋口恵子さん、健康寿命と平均寿命の間のおよそ10年間を「ヨタヘロ期」と命名。実にうまい名づけだと感心しながら、オバハンにはヨタヨタヘロヘロに少しまだ間がありそうだから・・いま、僅かでもトレーニングしておかなくっちゃ・・という気になっている。

斜めチラ読み。米不足なのに政府は「補助金を出して日本米の輸出促進」って・・輸出先はアメリカ、香港、シンガポール、台湾などとあった。総量としては今のところ(2024年で4万6000トン)で大した量には想えないが、2030年までに35万トン8倍に増やす目標とか。日本の人口が減りゆく中、また欧米食に傾いて日本米の消費が減って行くという懸念の下に、輸出を計画したのかもしれないが、まずは日々食べる国内の米の安定供給が最優先だろうにな。
ともあれ、米作農家によれば、輸出米を作ると政府から10アールあたり4万円の補助金が出るとか。輸出米の品質を知らない。だが飼料用の米にも政府から交付金が出るという。
日本国内では米の高騰に政府は慌てて備蓄米まで放出しだしたというのに、なんとも不可解な政策だ。その備蓄米がようやく店頭へと並び始める(始めた)らしいが、いったい幾らになることやら。5㎏が4000円の時よりは幾らかは安くなるのだろうが、さほどの期待は出来ないのかも。その上、JA全農とやらは販売業者に「備蓄米って表示をするな!」って。JA全農、何サマのつもりじゃ! 新米と備蓄米ではほんの僅かだが炊きあがりが違うのは確かだ。中にはブレンドした米も有りという。仮に表示をしても多くの消費者は備蓄米、新米など等、値段に応じて納得して買うと想うがな・・
数年前から身体を動かすことが減り、オバハンの食傾向が大きく変わった。油やスパイスの多いパキスタン食が食べられなくなったから最近は専ら日本食だ。昨夕のメニューは海苔の佃煮、蕗味噌、松前漬け、白菜と鶏の水炊き、白米とオバハンだけが思いっきりの日本食だ。
年々、日本米の生産が減って行く・・政府は就農への意欲を持つ若い人?を増やそうと「新規就農者の給付金制度」なるものまで設定しているらしいが、見込みはどうなのかね?

日本やパキスタンから遥かに遠い中米の国コスタリカで、日本人が野生の蝶を捕獲し、密輸??しようとし逮捕されたとの記事・・その日本人が捕獲した蝶213匹が約3800万円で売れるらしいとを読んで。実はパキスタンへも偶に蝶採集の日本人オジサンが来る。一時期、オバハンもパルナシウスなる野暮ったい蝶が(大昔のことだが)1匹(1頭とも数えるらしい)20~30万円もするとあって、興味津々だった時期がある。アフガンでも高地で採集が出来るとあって、採集の網を持ち歩いた今から考えれば夢のような時期があった・・
昨夏も蝶採りに来パされたオジサンに「許可」に関してお尋ねをしたら「パキスタンは許可無しでも大丈夫です」との返事だったが・・いま現在のパキスタンでは、オバハンに疚しいことが何も無くとも「どんなイチャモン」を付けられるか分からないという不安が無きにしもあらずだ。オバハンは登山やトレッキング・取材等々の手配すべてをやめて丸2年になる。ごく普通の方々は大歓迎だが・・今となっては許可が要るのか、要らないのか判らないような、ややこしい案件に関わる方々が出入りをされるのは実に迷惑だ。昔ならイチャモンと判るような案件に「引く」ことは無かったが、今は根気も体力も無いもんなぁ~

ガザで朝日新聞の現地通信員がミサイル攻撃を受けて亡くなったと。イスラエルの攻撃再開後、既700人近い人が亡くなっているし、この1年数カ月で総死者数は5万人を超え、報道関係者は150人に近いとも言う。アフガンでの報道関係死者数は670人とあったが、それは20年に及ぶ紛争の中での死者だ・・イスラエルの横暴を国際機関は見ているしかないのか???トランプのイスラエル贔屓を私たちは黙って見ているしかないのか??自己嫌悪になるな・・

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