2024年12月

トランプ次期アメリカ大統領・・前政権時にも表明していたWHOからの脱退を1月に準備と。世界貿易機構WTOからの脱退など等、幾つかの国際(国連)機関から脱退したり、しようとしていたが、今度はデンマーク領グリーンランドの所有に食指を動かし、さらにはパナマ運河の返還を要求とか、デンマークやパナマの大統領が大反発しても何のその! いやいやなりふりかまわぬ、アメリカ・ファースト第1主義というか、アメリカさえ良ければ他国はどうでも良いともいうべき明らさまな態度。あちこち見ながら生きている日本人には金輪際、真似の出来ない行動だな。
そんな次期アメリカ大統領トランプだもの・・トヨタ(北米)自動車がトランプの就任式に100万ドル(1億5000万円)の寄付・上納金を決めたとの発表。10年ほど前にアメリカから受けた制裁金1200億円を思えば、いまここで100万ドルの上納金など目くそ程度かも。とは想うものの・・トランプ相手に100万ドルなど役立たずかも。トランプ・アメリカならどんな些細なことにも、無から有でも生み出し、イチャモン・ゴリ押しで日本政府や日本企業から「あれこれ巻き上げる」と想うがな。反応の鈍い石破では太刀打ちどころか、相手にもされていないようだし、だからと言って次の日本首相に、誰がなっても太刀打ち出来そうにないな・・

昨夜のクリスマス・イブ‥‥我が家にはサンタさんが来なかった。数日前にオバハンは5歳児を相手にサンタさんは来るかなぁ?と質問。それに対し「サンタなんかいないよ」と、一刀両断、この頃の子には夢がないな。

23日、明日から出かけるのだと勘違いをし、留守の間のスタッフ用の食料品などを早朝から大量に買いに行き、以前から買ってあった大量の野菜などはキムチや漬物にし、味噌漬けにした鰆は冷凍し・・犬たち用のスジ肉は大量に茹でと、冷蔵庫の中や野菜室を「空」にすべくシャカリキになって働いた。
その後、小旅行用の荷物をパッキングしながら明日は「何時の出発?」って聞いたら、子供たちにボケ老人か!!と胡乱な目つきで睨まれ、思いっきりバカにされた・・オバハンにとって「23日は、息子の娘が冬休みに入って帰って来る日!」という嬉しい特別な日ので、「試験が終わったので1週間はやく帰って来た~~」と、既に食いしん坊の娘が帰パしていたにもかかわらず、「特別な日=23日」という認識のみが残っていた様子。あぁ~ボケの進行が凄まじい・・いよいよアカンな・・
買い物に行き、支払いが満足に出来なくなったらボケ進行とか、物忘れや記憶違いが始まったら・・「ボケ」と一括りに言うが、オバハンのボケはどの種類のボケなのか??実に気の滅入る話だ・・ボケ防止、いま少し努力すべきなのかも。

インド・タイムスによれば過去10か月間でパキスタン国内でのテロ攻撃は1566件だとある。連日のようにペシャワールを中心とするKP州や、イラン国境に近いバローチスターン州ではテロのニュースだから、合計すれば月平均150~160件のテロ攻撃、日に5件!!もではないか。政府は何をしているのか?とオバハンでも思うわ。

まだ秦の時代の読み物に拘わり、ここ2日ばかりは某大学の先生など等が出版されている「モノ」をあれこれ読み続けている。秦の時代に関する日本語による出版物の多さ!!いやいや驚くべき量だわ。10年足らずの間に近隣国を従え中央集権化体制をしき、中国史上初めて全国人口調査を実施、文字や通貨、度量衡を統一、インフラの整備など等の貢献があったものの、国民の負担は甚大だったようで人口が4000万人から1800万人に激減したと言う記述もあった。読めば読むほど、秦という国自体は短命だったにしても国家としては凄かったと言える面が大だ。初めて中国を統一し、秦の王(政)が自ら中国の皇帝と称したことで「始皇帝」と呼ばれるようになったというのは中学の社会科でも習うし、50年ほど前に偶然見つかったと言われる始皇帝の墓などは、70万人の労働力と40年の歳月をかけて作り上げたと読めば、秦の時代の1市民としてオバハンが生まれていたなら重税と労働で長生きは出来なかったろうし、生まれていなくて良かったとシミジミ想ったわ。その始皇帝の墓(陵墓)に埋葬されている兵馬俑は現在見つかっているだけで8000体、まだ見つかっていないものもあるというが(親中国のパキスタンには、中国政府から贈られた兵馬俑の兵士数体などが、直ぐ近くの国立博物館にも展示されている)この兵士たちの顔や服装・軍備が1人1人違うというから凄いとしか言いようがないな。秦の時代の建築物多々。その規模など等、始皇帝の権力構造の在りようを解明するには、やはり文字を標準化したことなどで膨大な資料が残っていた結果なのだろう。研究者たちにとっても、また物語としても驚くべき作品数になっているのが理解できる。

今年も残すところ10日ばかりとなった。首都の暮らしはごく平常に戻り、車両も自由に行き来が出来るようになった結果か、この数日は大気汚染度指数は凄いしマルガラ丘陵がまったく見えない。幼い子供たちにとっては負担の大きい暮らしかも。


中国・秦の時代の34巻もある漫画を読み始め、少しワンパターンだと気が付き途中で何度か止めようと思いながらも、内容には作家による解釈やフィクションも含まれていると承知しつつ全巻読み終えた!ただ、オバハンの納得・理解を超えていたので‥‥違う作家の真面目な長編の本5冊(数年前にも読んだものを読み返し)さらに違う作家の本を3冊、いずれも秦の時代のものを読み続けて10日間。ヘトヘトに疲れ、なんやら眼までがオカシクなった模様。遠近感が曖昧になって屋上から眺める景色までが違って見える。でも10日間も同じ時代のものを読み続けたら、それなりに秦の時代というものに理解は深まった。

12月も半ばを過ぎ、この10日余り首都は平穏無事。ただしイラン国境やアフガン国境に近い州では毎日のようにテロ頻発。特にKPカイバル・パクトゥン州だけでもテロは今年に入って過去15年で最悪、昨年の631件を上回り636件のテロ攻撃と。うち355件が警察や治安部隊を狙ったもので、142人の警官が殉職、214人が負傷、11月末までで死者合計が1000人を超えると報道にはある。テロ頻発の原因は「KP州やバローチスターン州の州首相が、州民の安全を守るための尽力をせず(武装勢力の取り締まりをせず)反政府抗議活動と法執行機関による強権的な法改正への口論に忙しい(だからテロが増えたのだ)」という、現政権に阿ったような新聞論調がオモシロい。というか、それなりに当たらずとも遠からずと想えるところも無きにしにあらずだが‥‥
別の紙面では、諸物価高騰、失業率上昇、現政権のPML‐Nによる法律の改悪・締め付けの強化。政情不安などなどで、海外へのビザ申請者がこのところ激増だとニュースにはあるし、(うろ覚えだが)海外への出稼ぎ希望者は、若い男性の90%だという記事を何処かで見かけたな。近年で最も多くの移民が発生したのは2013~2017年の前PML‐N政権時代で合計353万人(年平均70万人)が国を離れたと。しかしPTI正義党政権下2018年では60%もの減少で30万人程度にとどまったとある。パキスタンの国民は「政権」というものをよく見ていて、なかなか敏いと感心する。ただ、密出国の手引きをする業者に騙され??命をかけてでも・・と、パキスタンから密出国する人々がまたまた増えているのか、アフリカから地中海を渡る船での事故が散見され、先週だけで船3隻がギリシャ近海で転覆・溺死者多数とある。

終日、厚い雲におおわれ、きょうは最高気温が16℃のまま。夕方6時には10℃。昔なら年中、大理石で冷えた床を裸足でペタペタ歩いていたのに、きょうはサンダル履きでは足元が寒く、運動靴で足元を固めて野外バザール詣でだ。通常、野外大バザールは10時を過ぎると混み始めるのでと、9時過ぎには出かけたがフリースを着て首周りにショールを付けていても寒かった。中古の衣料品売り場は冬物のオンパレードだが、靴も服も何もかもが中国からの品物で、見た目は凄くおしゃれだが、品質を想えば手を出す気にはなれない。靴(ブーツ)は矢張りヨーロッパ物だと想うが、近年はヨーロッパからの中古品が見られなくなった。
野菜の方は、例年なら12月に入るとトマトが安値時の倍にはなるというのに、今年は秋口と変わらず安値だ。この分では真冬でもトマトの値段は4倍にはならないかも。トマトやタマネギ、ジャガイモはパキスタン人にとっては日々のカレーに必須のアイテム。消費者のオバハンたちは嬉しいが、生産者は知恵を絞って作付けしているのだろうに、予想が狂って大変だろうと思う。

内戦が続いていた中東のシリアで、長年続いていたアサド(王国)政権が崩壊。すでにアサド大統領はロシア辺りへ出国したらしいが・・ 中東は難しい地域だが、その中で安定しているのは今のところヨルダンだけか・・安定している国を後ろから突き回して不安定にさせる大国がないように祈る。世界中、不穏な情勢下。
(今後は何が起こるか分からないから)春先、ヨルダンへ行っておけば良かったと後悔している。

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