2024年10月

夜半に雷雨。イスラマバードの昼間は30℃前後あっても、夜半は15℃まで下がるようになり、寝る時には被り物が手放せなくなった。昼間の靄った空からの陽射しは柔らかい上に、微風で気持ちが良い。大気汚染が酷く屋上でのゆっくりコーヒーも身体には良くないのだろうが、1日中、家中にも居られないからと、ついつい屋上へ行く。ラホールなどの大都市では大気汚染を「災害」と宣言、空気の悪さの影響を受けやすい症状や、病気をもつ子供には冬の3か月間、学校を休むようにと命じたって。3か月間も学校を休んだら・・と、ついつい案じるオバハンだ。3か月間、家で自習をせよってか??家に勉強を教えられる人があれば良いけれどな。
イスラマバードの大気汚染はラホールほどではないが、それでも悪い。政府は大気汚染の解消につき尽力・取り締まりをすると言うが、国民の意識や経済的なことが追い付かないから・・大気汚染が良くなることはないと断言できる。と言うことは、将来的には子供や年寄りはパキスタンに住めないということになる。

国民民主党、先の総選挙で議席を4倍の28議席に伸ばしたことで、このところ強気の発言が続くな。自民党に一番近い野党・国民民主党ということで自民党の支持者のうち何%かは今回の選挙で1票を入れたかも。その1票は自公に対する批判票の意味もあったろうにな。なりふり構わぬ、恥も外聞もかなぐり捨てた自民党からの呼びかけラブコールに、「政策ごとに連携する」って上から目線。今まで国民民主党に興味もなかったが、今後は、この上から目線の行方を確認して行かなくっちゃな。現在の連合もわけのわからない存在になっていて不快だが、この国民民主と言う鵺のような存在も気色が悪いな。

今回の総選挙、自民党の政治資金パーティ裏金議員候補46人だかのうち、28人だかの候補者が落選し18人が当選と。だが過半数に満たない、政権が獲れないからと離党勧告処分を出したセンセ、党員資格(たった)1年の停止、党の役職停止1年と言う処分者にも自民党入りを石破首相は要請って。背に腹は代えられん・・とは言え恥も外聞もない、爪の先ほどの見栄もないなりふり構わない節操のなさ。自民党やその支持者にとっては当然?必要不可欠なのかもしれないが、自民党以外の支持者である有権者を思いっきりバカにしていると、ただただ呆れたのはオバハンだけではあるまい。
立憲民主の野田代表は共産党や維新と会談、非自民勢力による政権交代を目指すと言うが・・それもなかなか上手く纏まりそうにないな。そもそも・・前回の民主党政権は3年余りで終わっている。東日本大震災での不手際、国民の多くは「民主党(現場入りして喚くだけの管直人)ではダメだ」と感じたことだろう。確かに東日本大震災からの復興、なかでも原発事故と言う過去にはない大災害に際してのノウハウ??が無かったとは言え、ドッシリ構えて大局から指示できなかった民主党(管直人)の対応には呆れたのは事実だ。約30年前の連立(細川)内閣。非自民8党が結集して自民党内閣ではない政権が出来たが、あれも確か短命内閣だった。
いま知り合いからメールが来て・・阪神大震災の時(村山富市だったかが首相)も東日本大震災の時も、野党連立政権だった。2度あることは3度ある、東南海大地震が来ないように祈るって! 
能登の大地震から丸10ケ月、自民党政権だったが対応は阪神大震災の時、東日本大震災時のより悪いと想うがな。

先月末、レバノンの武装組織ヒズボラの最高指導者がイスラエルの空爆によって殺害された。パレスチナ・ハマスの最高指導者も2週間ほど前にドローンによって殺害されているし(殺害瞬間の映像までイスラエルは配信、悪魔の所業だ)他にも幹部が続けて何人も、いとも簡単に殺害されている。近年のドローンはAIによって敵を見分け、殺傷すると言う。ヒズボラやハマスは、殺害されるたびに新たな指導者を選んでいるらしいが、AIが標的を認識して飛んでいくのであれば、どこへ隠れていてもダメで殺害されるというものだ・・
防衛省(自衛隊)は攻撃型ドローン取得などの関連費1000億円超を、25年度予算で概算要求したとある。定員割れの続く自衛隊は「人手不足の切り札になる」として、無人アセットに期待を寄せているらしい。確かに1台数万円程度のドローンが戦車の破壊などをすれば、味方の人的被害はなく「コスパは最高に良い」と言える。これまで自衛隊の無人機の運用は、警戒や監視、情報収集が中心だったが、2025年度には攻撃型ドローンを30億円かけて取得すると言う。戦争で用いるモノには研究に研究が重ねられ、効率よく破壊や殺人の出来るモノが出て来、後に民間用に改良され人間の暮らしにも役立つのであろうが、LAWSローズという自律型致死兵器というものは、AIによって自ら敵を見分け、殺傷するシロモノで、火薬、核兵器に次ぐ「第3の軍事革命」になるとか・・過日、イスラエルがハマスだったかの最高指導者を殺害したのも、そうしたドローンであったろう・・そんな非人道性の高い兵器を開発・改良して使っている国に、日本も倣うのか・・核と同じで持つことで「抑止力」になると想うのであろうか・・

夜更かしをしてしまい、疲れ、いつもは6時には起きてキッチンへ行くのに、8時になっても起きる気にはなれなかった。総選挙への投票率は50%余で戦後2番目だか3番めだかの低さだったらしいが、その結果は自公に対する国民の意思が示されたということで、一国民のオバハンとしては「まずまず」と言ったところ。
石破首相は「現段階では野党(維新と国民民主)との連立は検討していない」ということだが、政治家の言う「現段階」だから5分後には変わる可能性が大。国民民主の党首は、連立入りをしない理由につき、「閣僚のポストより政策実現が大切。対決より解決、政策実現が大切。所得税減税などの実現を目指す」と、格好の良いセリフを並べたが・・どの政党にも言えることだが、国民主体の政権運営を願いたいものだ。ただ、立憲も国民民主も連合への「挨拶?」が欠かせないというところが悲しい。国民民主は自民党に近いから、まぁ連合への挨拶も分かるが、今の連合は昔とは異なりオバハンから見れば自民にスリスリの節操のなさが見えて不快だ。

パキスタン時間の深夜には、自公過半数割れのニュースが(たぶんロイター発と想われる)が早々とネット上で掲載。

パキスタン時間の夕方から開票結果をずっと見ている。日本とパキスタンとの時差は4時間だから、午後8時の投票締め切りから流れ始めた速報、出口調査では・・という予想など、日本でも多くの人がTVなどで速報を見ていることだろう。もっとも出口調査では本当のことを言わない人も多々だというから、「自公の過半数確保は微妙」との見出しも、最終結果が出るまで判らないのが現実だろう。願わくば・・自公しっかり過半数割れになって欲しい。政治資金パーティ収支不記載や、選挙期間中に非公認候補者にも政党活動費(国民の税金)から2000万円の活動費を出すなど。自民党の誰が言い出したのかは知らないが、実に一般国民からしたらわけの分からない支出だが、非公認の元自民党議員が当選した場合に「追加公認?」とやらをするための費用だとも。2000万円という活動費に関しては、国民の不信を増幅した、その自民党の「選挙施策」に野党は助けられた一面があるとは言え、選挙などというのは最終結果が出るまで判らないのが現実だ。投票率が53%有るか無しらしいというから、国民の半数は投票に行かなかったことになる。自公が牛耳る大企業に有利な政策ばかりを採り続けて来たことに対する、批判を持たない国民が半数近くもあるとは・・先般、派遣労働者の実態に対する本を数冊、続けて手にした。そんな状況を作り出した自公の政策に疑問を持たないなんて・・

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