27日の昼の起こったK2西壁での山岳事故、救助が打ち切りになった。常に未踏の山・ルートを求めてこの20年以上、パキスタンへ通ってくれていたのに・・イスラマバードの出発に際しては、いつも力いっぱい強く握手をして「行ってらっしゃい」と送り出す。帰って来たら「冷やし中華を用意しておくからね!」が毎夏の合言葉のようになっていた。にもかかわらず、今夏は力いっぱいの握手はしたものの「冷やし中華」の約束はしなかった・・
世界最高峰エベレストでの事故率は6%。K2での事故率は25%と言われている、それもノーマル・ルートでの事故率だ。エベレストに比べて雪崩が頻繁だから、登山技術と共に「運」も左右する‥と、言われているK2登山。それでも・・登る、登山家の業かもしれない。たくさんの登山家・登山者を見てきた、続けていれば必ず「番が廻って来る」のが登山だ。
2人は数年前にK2西壁の偵察に入り、壁に対すること約1か月。試登と共に写真もたくさん撮り、ルートは研究しつくしていただろうが、遥か頭上にあるルートが事細かく全部見えるわけもないし、ほんの小さな落石でさえも命取りになる。事故とは常に背中合わせの登攀だったことだろう・・よほどの登攀技術が無い限り、現地のハイポーター(ネパール人のシェルパ)程度では登れない超難関ルートだ、ヘリコプターで近寄れる場所でもない、ただただ痛ましい。
世界最高峰エベレストでの事故率は6%。K2での事故率は25%と言われている、それもノーマル・ルートでの事故率だ。エベレストに比べて雪崩が頻繁だから、登山技術と共に「運」も左右する‥と、言われているK2登山。それでも・・登る、登山家の業かもしれない。たくさんの登山家・登山者を見てきた、続けていれば必ず「番が廻って来る」のが登山だ。
2人は数年前にK2西壁の偵察に入り、壁に対すること約1か月。試登と共に写真もたくさん撮り、ルートは研究しつくしていただろうが、遥か頭上にあるルートが事細かく全部見えるわけもないし、ほんの小さな落石でさえも命取りになる。事故とは常に背中合わせの登攀だったことだろう・・よほどの登攀技術が無い限り、現地のハイポーター(ネパール人のシェルパ)程度では登れない超難関ルートだ、ヘリコプターで近寄れる場所でもない、ただただ痛ましい。