2024年02月

3月2日~10日まで、パキスタン・スーパーリーグが行うクリケット試合のために、5500人以上の警官が派遣されるって・・かってはホッケーが国技であり人気を誇っていたが、10年ほど前にどこやらの国際試合で負けて以来、国民からそっぽを向かれ、今のパキスタンではクリケットが超人気競技。毎日のニュースにクリケットの記事が載らない日はない。そのクリケット競技試合中に対してテロ予告・・競技場に近い店は期間前後・全部閉鎖、近場の建物の上には狙撃兵まで配置など、たまらんなぁ。選手たちの到着に合わせて空港をはじめ、首都圏は超厳戒態勢ですがな。元首相のイムラーン(正義党)もクリケットのスーパースターだった、その人気も重なって政治家になったが、政治家向きの性格(腹芸が出来ない、巨大プロジェクトで莫大な賄賂が入るなどであったとしても、折り合いをつけて物事を有利に進める等)ではないように想える。ある意味、単純で真正直すぎるのかもしれない・・かくも政治家とは嘘つきでなければ務まらない職種なのかも。
きょうの午後、東京では政治資金パーティ裏金をめぐる政治倫理審査会とやら。現職の首相が出席するのは史上初めてというから、自民党・・他に人はなかったのかね?あったとしても、解明には至らなかったとは想う・・一応、完全公開ということらしかったが、冒頭で「お詫び」を述べた以外は実態解明にいたる説明はナシと。やれやれ、その程度であろうとは想ってはいたが。やはり森元総理や、二階か三階を呼び出さねば意味はないな。政治家は嘘つき・心臓に剛毛でなければやっていけないな。

風薫る・・午後からの陽射しと・・気温では初夏の気分だな。天気は下り坂で明後日からは雨予報なのに、ただ今の湿度は20%半ば。庭でお茶を飲むだけでは何とも、もったいない気分になるから不思議だ。本当に「心から、もったいないと思える」のだ。まぁ、元々、もったいながりではあるが。で・・こんな日は年に何回あるのかなぁ?神様ありがとうございます!と感謝をしつつ、裸足で庭を歩き回りながら犬たちと戯れる。寒い間の約3ヶ月は、石畳(大理石)の床なので家中でもジョッキング・シューズを履いていた。だが暖かくなって来たからと1週間前からサンダルを履くようになったら、てきめん踵がガサついて来た。実は子どものころから靴下なるものが大嫌いだ、年中、裸足で石畳の上をペタペタ歩いていたのだが、老いて膝のクッションが悪くなって来たので、大好きだった裸足歩きを数年前から止めた。若い時には想ってもいなかったことが起きる、悲しいなぁ。
こんな長閑な日ならばパキスタン暮らしは最高と思えるのだが・・いきなり大量の家具が運びこまれてドタバタ・バタと騒がしい、何々?? 息子が言うには、知り合いがアパートを留守にしている間に、電気製品など等、金目のものは全部が盗まれ、大きな家具だけが残ったと。で、大家に文句を言って家を引き払って来たので家具を預かってくれと。ガードマン会社から派遣のガードマン2人、何の役にも立っていないことが多いのが当地だ。何年か前、西隣家でも同じことがあった、ガードマンやスタッフ、介護に通って来る人など数人は居たのに、単身で暮らしていた要介護のオバさんが亡くなった時には、家中の物がスッキリ、本当に何もかもが盗まれていたのだ。自力で何も出来ない雇い主となったら、スタッフやガードマンはやりたい放題だ・・我が家の息子は「殺されなかっただけでも儲けもの」と言っていたが、ロンドンに暮らしていた医者の息子さんは「母親は毒殺されたものと想う」なんて怖いことを言っていたな・・

冬が終わり木々に新芽が吹き、空が淡淡とした緑色に包まれだした。気候が良くなったせいで、このところ野外大バザールへ出かけることが増えた。1年中で最も野菜の種類も多いし、嬉しい時期だが全般的に総てが高くて、庶民はどうして暮らしているのかと不思議でならない。通いのガードマンなどは、帰宅しても晩御飯が無いことが多くなったなど、悲しいことを言う。以前のガードマンたちは我が家へ来てから朝ごはんを食べ、夕飯を食べて帰っていたのに・・今のガードマン会社は指導が厳しいのか、朝夕ともに食べずにいる。ただ・・監視を緩めれば、我が家のスタッフたちも際限なくもろもろを消費するから、その辺りの引き締めは難しい。1年半前までいたスタッフ、自分たち用の賄い数人分の食事に、3日で1L以上という食用油の消費量だったし、砂糖も1日300g以上、豆、米、ミルクなど等が或る日を境に凄い消費量になった。早い話が自宅へ持ち帰っていたのだろうが、そんな行為を見破られないと想うところが浅はかだ。新しいスタッフが雇われたのを機に、ソ奴を盗人にでも仕立てるつもりだったのであろうと想われるが、オバハンにも目は付いている。一般パキスタン人の家では「主婦」なる人が総ての棚や引き出しに鍵をかけて管理、いちいちスタッフへ渡すというが・・おまか大雑把なオバハンは、せいぜい見張っているようなフリをするくらいで、限度超え、目に余るようになれば雇い主の息子に伝えるのがやっとのことだ。

屋上の枝垂れた黄梅が満開、地面も黄色に染まりだした。きょう買い物の途中で見かけた杏の花も満開になりかけていた。にもかかわらず隣家のスモモの花だけは、例年よりも10日は遅れているような気がする。春爛漫、日増しに暖かさも増し、陽射しが長くなっている。

30数年ぶりに株価が最高値って。NYダウは30数年前の14倍になっているから、日本株が最高値になったからと、喜べるものではないらしい。それを「喜んでいる」と揶揄する記事がパキスタンニュースの何処かで見かけたような気がして気になった・・株や経済のことにはトント疎いオバハン、というか生まれもっての大まか大雑把な性格ゆえに、金勘定も超ドンブリだ。「日々食べられれば良い。服は裸でなければ良い、車は走ってブレーキが効けば良い」という原理原則から1歩も出る気のない暮らしをズ~~~として来た。息子はアンタみたいな人ばかりやと、経済は回らん。消費は必須だというが欲しいものが無ければ仕方があるまい。
日本の経済が改善されているとは国民の殆どが想わない中、2024年度の国家予算112兆円のうち1兆2000億円もがウクライナへって。いわゆる西側陣営に属しているからとはいえ、力を入れすぎではないの??西側諸国も戦争当初は支援怠りなしだったが、3年目ともなれば諸国民の暮らしも厳しくなり疑念が高まって当然だ。ウクライナの死者は丸2年で約3万人。パレスチナ・ガザの現時点での死者数と同じだ・・戦争によって一般国民が得るものは皆無であり、実に不毛だ。国の存続は一般国民の幸せのためにあるはずというのが、前提だとオバハンは想っていたが。アメリカの某研究機関によれば「支援停止でロシアが勝利した場合、平和維持コストは天文学的」なる発表をしたらしいが、こうした「煽り」で西側諸国の支援を引き出そうとするのは姑息過ぎる。
日本国民にしてみれば、能登半島地震支援を最優先すべきと思うのは当然だろうし、自分たちの日々の暮らし優先政策を・・と念じるのが当たり前ではないのかね。地震のお膝元・石川県知事は地震支援よりも万博優先らしいが、アヤツのアタマの構造は元旦以来、???のオンパレードだな。



生まれてから後期高齢者になるまで、済んだことを振り返らない生き方をして来た。というか振り返って反省をする等という、殊勝な能力が欠如しているらしいことには昔から重々、自覚があった。子どもの頃から好奇心の塊オバハン、好奇心に負けては普通一般から見ればとんでもないことを繰り返し、納得がいくまでと3度は試し、3度は同じ失敗をして「アッチャ・ア痛たッた!」「あぁ~やっぱりアカンか!」「大損をこいた」と気づくまでにチト時間がかる。なのに、ペットロス以来、後ろを振りむくことが増えた。たまたま仕事も無くなったというか、無くならせた時期に合致していたこともあるし、優しい息子夫婦が老齢者を労わって「賄い」の負担を減らしてくれたことも重なった2年だ。
日本のような安全に欠ける当地、老齢ゆえに一人での徘徊もままならない。先程も歩きに行きたいという願望は「治安悪し」と簡単に却下された。息子の息子4歳のようにスタッフ2人、子守オバサン、ピストルを持った警備員つきで公園に行くなど、まっぴらだ。数日前にも「犬猫が伝染病でコロコロ死んでいる」と獣医さんに聞けば、犬の散歩もままならない。近年は立派なショッピングセンターなるものが幾つも出来ている、だが、元々、ウィンド・ショッピングなるものには皆目、興味が無い。何よりも欲しいものが無い上、見て素敵だとか格好いいなぁと感じるなどの感性も皆無だ。ただただ心がワクワクするような、世間一般からは些か危ない事案と想われる事を求めてのパキスタンに暮らし50年だものな・・で、ただ今、いっぱいある時間を持てあまし、実に困ったことになった・・と毎日、悲嘆にくれている。困った、困った・・

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