2024年01月

終日、小雨と共に春雷。日本はまだまだ厳寒だろうが、イスラマバードでは冬が終わりそうだ。ただしこの小雨は3日ばかり続くとの予報、山間部では降雪になる模様。3年くらい前だったかイスラマバードから1時間余の丘陵地マリー(標高3000m)では豪雪になり、雪で閉じ込められた車から脱出できずに数十人もが遭難死した。雪を見たことが無い町の人には憧れの観光地マリー、首都から1時間余という近場、道路上で身動きが出来なくなるなど想像もしていなかったのだろう。燃料切れで防寒着もなく、飲食物もなく、雪に閉じ込められ排気ガスで1酸化炭素中毒死。以来、僅かな降雪でも「山間部:詳細な注意喚起」が出るようになった。

さて・・後1週間ばかりでパキスタンは総選挙を迎え、各地で政党支持者同士の衝突は絶えず死者いっぱい。前首相イムラーン・カーンは1年8ヶ月ほど前に内閣不信任の賛成多数によって退任し、昨年5月には汚職事件に関与したとして逮捕されたが、まだ幅広い支持を受けている。だが昨日は機密漏えいの罪で有罪判決10年の刑、水に落ちた犬は叩け!ということらしい。オバハン個人の想像だが、イムラーンは短絡的なのか周りの人を信じやすいのか・・周囲の言うことをそのまま受け止める傾向があるように見える。検証というか事実確認もせず、言われたことを信じて「そのまま口に出す」性癖か。何度「アホかね、この発言」という国幹にかかわりそうな発言もがあったものな。
汚職など等で失脚していた元首相ナワーズは海外亡命から10月に帰パ、選挙では「復帰」を目指すという。ナワーズの弟が現首相、裁判はどうにでもなるパキスタン、今までの数々の罪状はチャラ。首相に復帰したら国民に尽くす・・と言うが、15兆円もの対外債務があり、昨年はデフォルト寸前だったパキスタン。当然、今も危機は続いている。諸物価高騰を止め、国民生活がどう守られるのか??

桐島聡、記事を読むほどにオバハンなりの感情移入でとても悲しい気分になった。桐島の行動を擁護する気は絶無だが、若くて純粋だった故に「東アジア反日武装戦線」では自分なりの正義や理想を求めての活動だったのだろう。起こした事件の大きさと警察権力などからの逃走、何歳くらいから自分の行動を「正視」したのだろうか? 健康保険証も持たず、運転免許証も銀行口座もなく・・日本国民としての「三大権利」は健康で文化的な最低限度の生活を営む権利、教育を受ける権利、参政権だが、考えてみれば生きていく上での「権利」の半分以上放棄していたことになる。反政府活動者だから日本政府のお世話にはならない・・という生き方だったかもしれない。だが基本的にごく普通の暮らし、心穏やかな50年近くとは言い難かったろう。オバハンには、悲しい生き方だったと想えるのだ。
世の中には悪がいっぱい蔓延っている、自民党による大企業などが潤うだけの片寄った政治の諸々、「反日武装戦線」なるグループの活動家たちが憤る気持ちも解かる。今の選挙法では大企業、金持ち、上級国民なる者への忖度が平気でまかり通る。国民が平等ということであれば・・特権待遇者のみへの優遇など許されるべきではないのに。

石川県知事、液状化被害の深刻な地域へ初めて視察「大変な被害だ!」と・・地震後1ヶ月ですがな・・この知事もフットワーク悪いなぁ。生活支援に加えて経済支援、3月中にも政府の第2弾支援が示されるよう提案したい」って。はいはい、提案ね!!

指名手配をされ、約50年近くを逃亡していた桐島聡という人、入院先で死亡とのニュースだが・・アジア侵略に加担している企業を狙って連続爆破12件。天皇に対する暗殺計画もあったという。桐島聡を初めとする「東アジア反日武装戦線」に属していた彼らは、どんな理想の下に企業爆破を思いつき実行したのであろうか??と、この数日、同じくらいの時代を生きて来たオバハンとしては深い関心を持っている。日本赤軍派の一人(京大学生)滋賀県出身者の家。家人は居たたまれない思いで何処かへ隠れたものであろうが・・50年近くも空き家のままで、屋根が傾き風雨で板壁もボロボロになってしまった自宅前を通った時に・・家人の心境を想って痛烈に心が痛んだ。どんなに辛かったことであったろうかと。
日本赤軍派にしても東アジア反日武装戦線などのメンバーにしても、未だに国外逃亡中の人もいるのだろうが、皆が皆、もう相当の歳だ。逃げ込んだ国で自分の理想とした生き方でも出来、それに悔いがなければ良いが、そうでなければ不幸な一生だったということになる。桐島聡なる人も身を細め、息をも細めて50年間を過ごして来たのであろう、国民としての権利も放棄し、銀行口座も運転免許証も持たず、健康保険証も持たずに・・理想を追い求めた結果に見合う50年間の暮らしではなかった(だろう)ことに、自分の中で折り合いが付いたのであろうか? 入院後「最後は本名で迎えたい」という思い、実行犯として逃げ切ったという満足だったのか?何だったのか? 


過日のパキスタン VS イランの抗争は無事、手打ちになり両国の大使交換が通常に戻りつつあってヤレヤレと思う中・・ 手打ちなどをさせたくない「武装勢力」があるのだろう、再びパキスタンとイランの国境地帯(イラン国内側、出稼ぎに行っていた)パキスタン人の労働者9人が殺害され、3人が負傷とニュースにはある。どこの国にとっても反政府勢力、反政府武装勢力というのは時には国の根幹を揺るがすものだ。とりあえずは両国の外交上の緊張を再び招いた形だが、武装勢力に振り回されて本格的な紛争に発展してプラスとなるものは何もない(大きな戦争では儲ける産軍複合体なるところもあるが) 
パレスチナとイスラエルの紛争も110日くらいになり、今のところイスラエル側の強硬姿勢により終息の見込みは薄いが・・インドではイスラエルへの出稼ぎ希望者(建設業に従事)の採用活動(1万人募集)が行われていると大きなニュースだ。最大でインドでの労働賃金よりも18倍もが得られるとあって、希望者の多くは「インドで仕事がなく飢え死にするよりはマシだ。死ぬ日は決まっているから」と。既にイスラエルでは2万人近くのインド人がIT専門家や介護、トレーダーとして出稼ぎしているという。10月7日以降たくさんの外国人出稼ぎ者がイスラエルから逃げた・・もちろんパレスチナ人の労働者13万人も。だから今、イスラエルにとって労働者の補充は喫緊の問題であるらしい。
パキスタンも大学は出たものの仕事は無い・・という状態がこの10年以上も続いている。数年前まではインターシップ希望者も高望みをしていた様子だが、いまは大学を出た女性がハウスキーピングでも良い・・という風潮までが出ている。パキスタンの諸物価高騰・特に電気代の高騰によって生活苦が限界に来ていると言わねばならないのかも。人口14億の中国も大変らしく、若年層の失業率は20%以上という発表だが実際は46%とも。そして大学出が職種を選べるような状態に無いとまで言われている。世界の中で景気の良い国はいったいどこなのか??

あと数日で立春だ、久々にマルガラ丘陵が見えた昨日は「これで季節が変わるのかも・・」と想ったが、さにあらず、きょうから曇天再び。そして明後日からの予報では数日間は小雨が続きそう。でも、この雨を境に春になるのは間違い無し。日本の柿6鉢、アフガンから運んで来たイチジクの4鉢、タイから買って来て直径が20cm以上にもなるポメロー(オレンジの実)20鉢、これらの鉢植えを広い場所(畜産場)へ植え替えてやりたいと1年近くも考えている。今年は体調も良い、今やらなかったら来年は生きているかどうかも判らん。鉢植えのままでは木たちも可哀想だ、あれやこれやで近々、小型トラックが必要だ。

派閥が次々と解散・派閥から脱会するセンセも。だが何をしても国民は納得しないと想う。ほらほら見たことか?!政治団体「21世紀政策研究会」では政治資金の記載漏れが1019万円あったが、安倍ポチ派政治資金パーティ裏金への不正関与を否定だって。ハイハイ、政策研究会ね。政策研究会なるものの正体見たり!というところだな。それにしても議員センセ方は皆さん見事に口を合わせて「秘書が派閥から現金で受け取っていたが、収支報告書に記載だったかどうか知らん! かつ担当者に確認出来なかった。さらには議員を辞職する考えはナシ」と。昨日のブログに書いたよう、政治家に徳目を求めるのは、八百屋で魚を求めるに等しいって・・よう言い得たものだな。ただいまのところ秘書や担当者なる人に「自殺者」が出ていなくて良かったよ。「徳」のない議員センセ方に忠義立てや、義理立てなどをすることは無いからね!そんなこと、言われるまでも無いと言われそうだが。

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