2023年11月

次から次へと出て来る万博への「追加費用」 大阪・関西万博は維新の会が力を入れて開催を目論んだらしいが、ニュースをチラ見する度に追加の費用が計上されて行くではないの。誘致時に示された会場建設などの費用は1250億円、先の10月には諸々の資材・人件費などが上昇「万博会場建設費用は最大2350億円になる見通し」と、約2倍もの費用になっていた。それに関し、先般の予算委員会で岸田首相は「私としては、さらなる増額を認めない。諸々、厳格に監督して行く」との答弁。にもかかわらず、きょうのニュースでは、「会場建設費2350億円とは別に837億円もの国費負担が参院予算委員会で判明した」と。どさくさに紛れ次から次へと費用が計上されて来る、まだまだ出て来るな。オリンピックの時と同じだ、どこが万博の総合プロデュースをするのか知らないが。その費用も必要になるのだろう・・
共同通信が今月初め頃だったかに実施した大阪万博開催についての世論調査では、不要が70%近かったと記憶する。国民の3分の2以上が開催不要と考えているようなイベントに、国費が惜しげもなく流れて行くと想えば・・来年の国民負担税率は一体いくらになるのかね? 医者の娘が「働けば働くほど税金で持って行かれる、働かない方がマシなくらいだ」と嘆くような日本、そうした日本人が増えるとしたら国家としては大きな損失だとシミジミ思う。
2030年の万博はサウジアラビアで開催と決まったらしいが、中東やアフリカ等などでの紛争、それらが無くて世界が平和であって初めて開催が出来るイベントだ・・自我意識が薄いのも困りものだが、自我意識が強すぎるのも問題だ。

久々の青空になり日光浴にはほど良い陽光となったが、マルガラ丘陵は相変わらず霞んで見えない。そういえば先週の火曜日に野外大バザールへ行き喉が痛くなって以来、この数日は弱日の上、大気汚染も酷し・・というので屋上や庭に出るのも控えて来たありさまだ。いよいよパキスタンに住み続けるには難しいことになって来た、先が短いにしても子どものころからの喘息持ち、何がきっかけで喘息が出るやも知れず。マスク着用くらいでは何の役にも立たない予感、まったく酷い生活環境になったものだ。パキスタンには40年以上定住した、諸々合わせれば来年で50年だ。終の棲家を真面目に考え視野に入れるべきだな。何処で死んでも周囲には迷惑を掛けることになるが・・

岸田内閣が発足から3年目に入り、まだ丸2年が過ぎたところ・・それにしてはこのところ支持率が激下がり・・他人の話をキチンと受け止め聞くのは素晴らしい資質の1つだとは想う。だが聞いて考え過ぎるのであろうか?!いかんせん「判断」が遅くて優柔不断に見えるし、周りへの気遣いなのかハッキリ物言わないのもマイナス要因かもしれない。次いで言えば根回しも下手なのかも・・過日、思いついたように突然打ち出した「生活困窮家庭1世帯7万円、課税世帯に対し1人当たり4万円?の減税?」などの経済対策にしても、足元から「減税の財源無し」なること明言する担当閣僚がいれば、国民はしらけるしかない。きょうのニュースでも「育児時短勤務、賃金の1割助成」などを2025年度から導入を目指すと言うし、住民税にしても1人当たり4万円減税とか盛りたくさんあるが、期待されていないのは各報道関係が発表する支持率調査の結果で鮮明だ。調査方法の比較は出来ないとしても、どこの調査でも傾向は「不支持」とハッキリ出過ぎた。不支持率が70%台にになるのは麻生内閣以来の14年余ぶりとか。




どこかの2世議員か3世議員のボッチャンが大上段から言わなくとも、今のままの日本であってはいけない・・という危機感みたいなモノは、多くの日本人も感じ考えていると想う。何がいけないのか?政治なのか、主導する官庁のあり方なのか? それらを報道する「機関」のあり方なのか? 報道機関を監督する政府の「機関」なのか??と真面目に考え、この2日はメディアの在り方みたいなことを真面目に考え、関連の読書に嵌っていた。メディア側が政権にも傾かず、国民に阿らず、あるがままに報道しても「受け取る側」の素地・資質もあるし、なかなか難しいとは思う。が、政府や警察発表の記事を垂れ流している日本の大メディアにはガッカリすること多々だし、中でもアメリカ寄りの報道を垂れ流して欲しくはないと想ったりするオバハンだ。日本の場合は「署名記事」なるものが少なく、責任も問われないというのがあるのかな・・ロイター通信の記事は中立公正の報道姿勢が特徴ということになっているので、比較する意味でチラ見はするが・・久々に真面目な報道関係に関する本を読むと少しは賢こくなったような気がするから、自分でも不思議だ。たまには真面目に読書も必要だな。

政務3役の相次ぐ辞任、適材適所でと岸田総理に選ばれた方々なのだろうが・・大昔は大臣・3役など等のお役目につくまえの身体検査が厳しかったと聞くに、今はそうでもないのかね? その上、政治家としての理想・やらねばならないこと等が、個々人で明確な目標となってセンセイ方が少ないからかも。オバハン自身が老いて来て、今の政治家たちを見ていると多くがお子ちゃまに見えてしようがない。単なる年寄りの愚痴だが・・

「パキスタンで暮らすと4-5年は寿命が縮む。」パキスタン開発経済なんたら研究所の上級研究員の論文だ。近年の大気汚染の酷さ、この中で暮らせば、まずは呼吸器疾患は免れないだろうとオバハンも思う。緑豊かな首都でさえも大気汚染は酷く、ここ数日は咳が止まらない。単に大気汚染だけではない、2億4000万人余が暮らすパキスタンでは子どもたちの40%が栄養失調であり、乳幼児・妊産婦の死亡率は世界の最高水準にあると。さらには小児麻痺の撲滅が出来ていないのは世界で僅か2カ国、パキスタンとアフガンだけだ・・など。50年近くもの昔はアジアの優等生と言われていたパキスタンが今や悲しい有様だ。50年もの昔、自前で航空機を持っていたのはインドとパキスタンくらいだったし、生活費も極端に安くて暮らしやすかった。だが、今はどうだ??南アジアでの最貧国と言われていたバングラデシュにも大きく差をつけられた。この20年間のバングラデシュ経済成長率は7~8%、1人当りのGDPは2000$と言われているのにパキスタンは1600$この数年、ほとんど成長していない。
日本(政府)も掛け声ばかりで経済成長率は停滞のままだ。経団連の会長サマは「1つ1つ良い施策をしているのに何故、岸田政権の支持率が上向かないのか?」などと数日前に発言し、顰蹙をかっていた。大企業には有利な施策、庶民生活には結びつかないとあっては当然だろうが。岸田内閣の支持率はNHK、産経、読売でも政権発足以来最低、軒並み20%台。この10年で最も低い支持率だという。いよいよ岸田内閣も危機的だとは言え、次に首相として期待したい人の中に「小泉進次郎」というのを見つけ、あぁ・・アカン!日本人の多くは何処を見ているのか・・と、ガッカリしたオバハンだ。進次郎語録「日本は今のままではいけないと思っている」だから、どうしようというのか?というところを解りやすく簡単に、かつ具体的に述べよ!!

激突!左半身にはアザ・すり傷はあるが、左眉の上に出来たタンコブは何とか目立たず。お嫁ちゃんは「安静にしていなくて大丈夫ですか?」と案じてくれたが、夕方から朝までの一晩を安静にしたから後は「逆療法」で対応。いつも不調になれば身体を酷使する「逆療法」なるもので対処して来たオバハンだ。で、気合を入れて野外大バザールへ行き、葉つきの大根束たくさん(沢庵漬けにする)カブなど等を買い込んで来た。大根葉・カブの葉、いずれにも緑艶々したものがそのままドッサリと付いてくるので、茹でたり陽に当てたりして嵩を減らして保存する。ついでに来年、秋から食べる分の味噌も10kgほど仕込んでおこうとヒヨコ豆も。パキスタンでは大豆が手に入り難く、我が家の味噌は20数年以上もの昔から大豆ではなくヒヨコ豆で造っている。大豆よりコクがあって美味しいと皆が言うからそうに違いない。ともあれ何だかんだで上手く丸2日がつぶれ、痛みは軽減!「逆療法」は上手く行ったようで、痛みは残るが今朝は快調な目覚め。ただ・・野外大バザール周辺は大気汚染が我が家のエリアよりも酷いせいか、昨日から喉も痛くなり咳が止まらない。パンジャーブ州は国家災害(予防・救済)法とやらで、外出時にはマスクの着用を義務づけ、すべての教育機関・学校は1月末まで週末の2日間が閉鎖と先日のニュースにはあった。晴れてはいても僅か3km余しか離れていないマルガラ丘陵が、1月下旬頃まで鮮明には見えないのだろうと想うだけで、コーヒーの味は冴えず、気分も上向き難い。

パレスチナとイスラエルの紛争が始まって約1ヵ月半、ようやく双方の人質が解放される気運が出て来た。考えてみればパレスチナとイスラエル間だけではなく、パキスタンもカシミールという火薬庫を抱えている。インドが大国になり、パキスタンとの力関係ならびに国際的な地位にも歴然とした差がついてしまったが、カシミールの住人は元々イスラーム教徒だった。にもかかわらず1947年に英印の植民地支配が終わると国は印パに分かれ、現インド首相モディは70年間余り自治権を持っていたカシミールの住民に対する権限を一方的に撤廃した。以来、ヒンドゥー教徒をカシミールへ送り込んで人口統計を変えようとしている。中国がチベットやウイグル(新疆州)へ漢族を送り込んで人口統計を変えよとしているのと同じように。世界中に紛争の種はいっぱいある、いずれも大国あるいは大国をバックにゴリ押しする国によって虐げられた民族・弱小国家はどこまで忍従を強制されるのか・・単一民族でぬるま湯に浸かり、政府への不満も大して声高に言うわけでもない、平和な日本人には理解の及ばない過酷な世界が幾つもある。日本人として生まれ有り難いことではあるが・・


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