2023年05月

涼しさを満喫し連日のように喜んでいたのだが、な!なんと!きょうは終日小雨空・最高気温が21℃という寒さ・・足先が冷々するではないの。このところ毎日の挨拶は「有り難いお天気ねぇ~」というものだったが、きょうの気温は流石に異常だと思う。毎年4月半ばになれば下着などが不要に思える暑さというか、付けてなどはいられない気温40℃になり、俄雨前の一陣の風にも気温降下を期待して胸が震える嬉しさなのに、暑さ控え目の毎日には感謝はあるものの「足先冷える」だの「きょうは熱いお風呂に浸かりたい」など、何と!勝手気ままなものかと呆れる思いがないでもない。有り難いことが続き、それが普通になれば感謝が薄れる・・人間の業なのか。この分では明日から行く北部山岳地帯の気温は推してしるべし、まさかダウンジャケットは要らないだろうがフリースかウィンドブレーカーは必須だな。つい10日ほど前、息子が子どもたちに「3方向が4000mの丘に囲まれたギルギット盆地の6月の暑さは半端でないよ~」なんて言っていたが、標高1400mのギルギットの気温、夕方になると12℃。暖房設備の無いホテル・・幌の無い裸ジープに揺られることなどを考慮すれば防寒着と共に手袋なども必須だわ。医療支援の現場で子どもたちに配布する絵本や文房具など等の用意は完了だったが、この分では何が起こるか分からんな。自分だけなら何とでもなるが子どもたちと一緒となれば、もう一度、準備を見直さねば。

北朝鮮のミサイルだかの飛翔体発射に対してJアラートが出て、沖縄では空港や交通機関に乱れも出て人々が「驚いた」「子どもがいるから不安」などとコメントを出している人があったが・・シェルターでもない限り屋内が絶対安全とは言い切れないから難しい話だ。Jアラートを出しておかないと万々が1の時、政府に対する非難が大きくなるから・・少しでもそれをかわしたいと言う姑息さが見えるけれどなぁ。

きょうも終日30℃に足りない気温で扇風機も要らず、ただただ有り難く屋上で涼風を満喫していると1軒おいた隣家のマンゴーが大きく育って来ているのが眼についた。今年はマンゴーは生り年なのか普段より数多くたわわに実っている。パキスタンのマンゴー生産高は世界第4位270万トン、輸出量は世界第3位200万トン近くが中東へ輸出されている。マンゴーの収穫期は6~7月が中心、その種類は150種もあるとか。近年は日本でもパキスタンのマンゴーが買えるようになって嬉しいことだが、欲目ではなく(東南アジア・インドなどのあちこちで食べてみて)パキスタン・マンゴーの美味しさ香り良さは世界1だと確信している。当地のマンゴーの美味しさ香り甘さは平均湿度20%前後と40℃にもなる暑さの中で育まれるものだ、今夏の暑さ足らずでは甘さ控え目にならざるを得ないのではないか??など、凄く心配だ。日本では1個が数百g以上もあるマンゴーは1個が1000円近くもして、贈答品などになっているが、当地では1個が100円もせず、高級な果物というイメージはなく庶民的な果物の1つだ。お嫁ちゃんが早々と先日、マンゴーを買って来てくれたが甘さイマイチ、子どもたちの手はスイカに伸びていた。

岸田首相のご令息サマの「更迭」記事、当地でも詳細な内容と共に大きく取り上げられている・・パキスタンも落ち目な国だが、日本にも明るいニュースが無い、悲しいね。


この3日間に読んだ漫画は36冊、2~3年おきくらいに終日なにもせずひたすら漫画や読書に埋没する日々が訪れる。大概は何かからの逃避なのだが、今は仕事が有るわけでもなく追われる書き物も無く、悩みも無いのに漫画に埋没した。1年余前の脇目もふらずに嵌った読書は1ヶ月余で60数冊の池波正太郎モノ。あの時はペットロスからの逃避だったし、何年か前はまとまらない論文からの逃避だった。今回の漫画三昧には理由が無い、強いて言えば「フト手に取って」嵌り、パソコンを開くことも無くベッドで寝転がって至福の時を過ごした・・が、その罰はテキメン!!またまた腰痛が酷くなったというオマケつき。自業自得とは言え「結果」には忸怩たるものがあるな。
さてさてパキスタン、数日前に40℃超えが2日間あって、その後は再び30℃チョイという気温。カラコルムやヒマラヤ山麓方面では不安定な天候に翻弄されているのか、氷河の決壊で村にも被害が出ていると。氷河の決壊はパキスタンだけではなくインドでも出ているようだから山間部行きは要注意だな・・と、書きながら明後日から久々に巡回医療の手伝いにとギルギット方面へ出かける。普段、医者にかかれない山村では巡回医療を待っていてくれると言うし、我が家の高2と中3は初の巡回医療手伝い。今までならオバハンが子どもたちの経験のために・・とか言ってボランティアの手伝いなどを計画・実行していたのに、今ではオバハンが子どもたちに連れられてボランティアに出かける立場になった。腰痛が酷いので山道をジープで走れるかどうか分らんが・・とりあえず現地へ行こうと想っている。ガタごと道などという生易しいジープ道ではないからヘルメットも用意しなくっちゃ・・

久々に日本のTV番組、「日本の不動産を求める中国人・国外移住希望者が増える背景」というのをチラッ見した。日本は少子化と上がらぬ給料で国内での購買力がますます低下しつつあるというのに、中国人の富裕層による日本国内の不動産が購入され、不動産ナントカの調査によれば2020-2021年だけで、不動産投資額の海外投資家が占める割合は3割前後もあると。海外では外国人が土地を買えない国も多く、会社(法人)も49%しか株を持てない国が多いというのに、日本は永住権やビザが無くとも不動産は買えるし、贈与や相続にも規制は無いから、規制ナシに近い。
ようやくごく近年、外国人による土地取得に関して若干の規制が生まれたが、それでもオバハンから見れば野放しと言える範疇だ。特に昨春からの急激な円安で日本の不動産が買いやすくなったという背景もあり、都心の不動産会社の多くは中国人のスタッフを雇ったり、中には宅建資格を持つ中国人による不動産取引も活発だと言うから凄い!とばかり感心をしていられない気がする。日本にお金を落としてくれる外国人というのは、不動産市場や税収などがのぞめる日本から見れば結構な事象なのだろう。だが、2月ころだったか中国人の女性が沖縄の外れにある「島」を買ったというのでニュースになっていた。女性は名前貸しのようで、バックには中国軍関係者がいたという追加の記事も見かけた記憶があるが、国防を考えるなら更なる規制強化が必須だわ。
中国では土地は国有だが、日本ではお金さえ出せば買える・・中国都市部の不動産価格は年収倍率とやらで見ると東京が13倍であるのに対し、上海が43倍、北京が52倍だというから中国の富裕層が日本へ群がるのが理解しやすい。おまけに(これも規制が少し厳しくなったが)経営・管理ビザとやらは500万円を出し日本人の常勤を2名以上雇用すれば日本在住資格が取れて事業が出来るという。真面目にコツコツ努力をすれば報われる的な教育を幼い時に刷り込まれた来た日本人、日本に在留外国人が増えて価値観の違いや異なる習慣から多様性を認め合い、切磋琢磨・思考の幅が増えて強くなればいうこと無しだが・・ぬるま湯・甘々の中で育った日本人が多くの外国人に混ざって生きていくのは中々厳しいだろうな。だが考えようによっては新たな日本の始まりだ・・

5月9日イスラマバードの高等裁判所前で不当に逮捕されたイムラーン・カーンを巡って支持者と治安部隊・警官などと小競り合い??で国内は一気に不穏。治安の悪化が危ぶまれたが最高裁によって「違法逮捕」だと断が下され、その後は保釈期間が数日ずつ延びて今に至っている。イムラーンに限らず国家指導者、有力者の下には美味しい話がいっぱい転がり込み「危険数値」が凄いのに、国家首脳になると危険に対する感覚が麻痺するのかねぇ?イムラーン・カーンも100件からの容疑で起訴されているというから凄い。とは言え過去の他に指導者たちの起訴数などからすれば大したことではないのかも。何と言ってもイムラーン・カーンは政治家としては素人ぽ過ぎるように想えてならない。しかし・・正義党の支持者と言うのは「熱い」な、イムラーン・カーンが「絶対」だと信じられる強さ。この信者たちをコントロール出来ないことによって治安の悪化が懸念されるとあっては、政治家としてやっぱり3流なのかも。だが経済の悪化やデフォルト寸前のパキスタンにしたのはイムラーン・カーンでは無い。2000年初頭以降の政治家たちによる国家運営の結果だ。
世界には色々なランク付けがあり、悲惨指数(失業率、物価上昇率、銀行貸出利率などを合算した数値から1人あたり実質国内総生産の年間変化率を差し引く等で算出)と言う中で、世界で最も苦しんでいる国157カ国中、2022年の第1位はジンバブエだと。悲惨指数の悪い国々は概ねインフレ率と失業率は高く、パキスタンは35位。悲惨指数に一番遠い国はスイス、次がクエート、アイルランドに続いて日本。そしてマレーシア、台湾と続いているから、このランク付けで見る限り日本は世界から見ればまだまだ悲惨には遠いらしいな。

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