2022年08月

世界中で異常気象と言う・・パキスタン西側地域、イランやアフガン国境に近い地域は通常、春から晩秋にかけての8ヶ月間で数10mmしか降雨が無いのに、今夏は降ること降ること。アラビア海に沿いの大都市カラチも、夏のモンスーン時の3ヶ月間でも平均30mmくらいだと言われているのに、6月からは連日の大雨続き。シンド州では7月からの1ヵ月半で例年の385%もの降雨とか。カラチに住む知り合いの家などでは、床上30~50cmの水が溜まったままで引かず、賄いも不能だと言うではないの。それが人口2000万人からの大都市カラチの下町状態だという。降水量は7月の時点で61年ぶりの記録だったと言い、感電死も多く、6月中旬以降の洪水による死者は1000人を突破。昨日、政府によって非常事態宣言が出され、トルコやサウジアラビア、中東からの支援が始まった。
パキスタンの西側は砂漠(土漠)が広がる荒蕪地が大半だ。日本人の感覚からすれば降った雨は砂漠や土漠にスッと吸い込まれそうなイメージがある。だがオバハンの知っている限りでは砂漠での降雨は表面を流れ、アッという間に濁流・鉄砲水にとなって車をも押し流す。もう20年近くも前になるがオバハンたちの20mばかり前を走る車が僅か幅50mばかりの浅瀬を渡ろうとし、川砂でタイヤを取られてほんの僅か立ち往生したと思ったら、上流から押し寄せた鉄砲水で流され横転した・・

オバハンの住む地域では洪水に縁遠いのだが、道路状況が悪いことで輸送がままならず供給が限られて来た。それ以前の問題として野菜の収穫が不能らしく、アッという間に総ての野菜が高値になった・・

親愛なる安倍ポチは亡くなってからも話題さまざま、実に人気者、過日は五輪汚職問題。いつも思うが政府に阿らない真の報道関係者というのは、さまざまな事柄をこと細かく調査しているものだと感心する。それ等によれば、安倍ポチとAOKIの創業者青木ナンタラは2013~17年の5年間に8回もゴルフや会食を重ねる特別な関係だったとか。既に5100万円の賄賂をAOKIから受け取った容疑で逮捕された大会組織委の高橋元理事の話とか、、安倍ポチが幾ら受け取ったのか今後の調査にかかってくるにしても、ポチは話題にこと欠かない人格者だぁ~~それにしても安倍ポチはマメな男だね、あちらこちらへ便宜を図り自分のポケットへどれだけ取りこんだのかね???

そして国葬まで後1ヶ月となって準備が本格的になっている中、昨日は国葬費用が閣議決定。全額国費負担で2億5000万円。これには35億円とも言われる莫大な警備費は含まれていない! 1967年の吉田茂の国葬会場は安倍ポチ国葬と同じ日本武道館、72カ国の大使、他皇太子や皇族6500人が参列、現在の貨幣価値にすると7500万円あまりとか。
国際政治学の五野井郁夫教授が、「法的根拠がない国葬に税金を使うのはいかがなものか?岸田政府は内閣府設置法を根拠にしているが、この法律によって実施出来るのは内閣府葬まで。前提に問題がある上、国民の声にも雇うの要求にも耳を傾けず、国会の審議からも逃げている。岸田政権は憲法の要諦である財政民主主義もないがしろにしている」と、バッサリ!

岸田改造内閣の支持率が内閣発足後、最低になったとか。統一教会との関係を見直すと思いきや「統一教会汚染内閣」とまで揶揄される始末ではないの・・統一教会と関係の無いきれいな先生方が少ない現状から、難しいのは解らんでもないが・・「今後は原則、統一教会と関係を持たない」という文言はなんね?? 原則、関係を持たないなる曖昧な日本語・・今後は金輪際、絶対・絶対に統一教会とは関係を持たないと言うべきではないのかね。統一教会との関係を「絶対に絶つ」と言わない立派でスジの通ったセンセイもおられる由。他、統一教会の関連団体とは知らなかっただの、化粧を直すために洗面所を借りただけだの、何が問題なのか解らないと堂々とおっしゃるセンセイ方・・・恥ずかしくないのかね?? 
週刊文春によれば、「安倍ポチの地元である下関市は、教団の創設者・文鮮明が初めて日本へ来て足を踏み入れた聖地なんだそうな。とにかく・・不幸な人の足元を見てワケのわからんガラクタ壺などを論外な値段で売りつけ、信者の家庭を破壊するカルト教団が、まともなわけは無いとどうして思わないのか、それがオバハンには不思議でならないわ。


アフガニスタンにタリバーン政権が復活して丸1年経った。この1年間、どんな政権になるのかと気に掛けて見て来たが、当初に発表されたほどの開放的というか、自由と言うか、国際社会が期待したほどの明るい??政権にはなっていないようだ。とは言うもののニュースで見る限り街は10年前に比べてスッキリきれいだし、街を行く女性たちの服装も頭からブルカを被っているのは貧しい人々だけのようだ。生活に少しゆとりがありそうな女性たちの服装は窮屈そうではなく、表情も明るい。これならば20年もの昔のタリバーン政権とは大違いだと個人的には感じるのだが、首都カブールで暮らす友人は一時期に比べると窮屈だと言う。せめて表向きだけでも国際社会向けにサウジアラビアのごとく、女性の立場が変わりつつあるのですよ・・とした宣伝だけでもと想うが、そのあたりタリバーン政権は下手クソなんだろうな・・ アフガン関係の(外信)報道は、タリバーンの横暴や女性の窮屈な立場、日々、人々が食料を手に入れられない・食べられないというニュースが中心だが、20年前のタリバーン政権から比べれば大幅に自由で明るいと、オバハンは想うのだが・・

10数年ぶりにナンガパルバットで見つかったご遺体は日本人だと確定様相。あらためて現地へ連絡様々なことを聞いてみれば、ご遺体は登山基地BCにあるのではなく、まだ上部のキャンプ1にあるという。日本からご遺体のお迎えに来て下さるそうだが、まずはご遺体を登山基地まで下ろす作業が待っている。中には「再婚しています、今さら・・困るので、ご遺体を氷河へ突っ込んでください」という無慈悲なご遺族もあることを思えば、日本からお迎えに来てくださる方々に心から感謝、涙が滲んだ。

40年以上もパキスタンで登山・トレッキングの手配や数々の取材手配をしていると、通常ではあり得ない事故に出くわす機会が多い。今までにお見送りしたご遺体は30体を超えるし、誘拐に遭ったお客さまの解放に向け身を削ったことが2回もある。他、自分自身が弾に当たったことが1回、撃たれそうになったことなどは数回以上だ・・いずれも運よく??今日まで生きていられるのはアッラー(神)の御心に違いない。
さて、お盆に見つかった日本人らしいご遺体、該当しそうな団体に連絡は取ったが・・きっと皆で集まり頭を抱えておられることに違いない(気がする)。写真で見る限り、当時、着ていたアノラックの色が一致するとか・・だからと言って「ハイ、パキスタンへ行って確認します」とも簡単には言えないだろう。今から25年もの昔、インダス河へ落ちたバスに乗っていた日本からの観光客、面識も無く今となっては経緯も定かではないが、ご遺体の引き上げを頼まれた。頼まれたら断ることを知らない性格のオバハンなので現地へ行き、強盗の多い治安最悪の地域で4部屋しかない(電気も無い)公営のホテルに泊ることになった。夜中1時、ドアをダンダンダンと激しく叩く音、手持ちの大金の入った袋を思わずベッドの下へ蹴り込み、歯を喰いしばったものだ。ドアを開ければ4人の警官らしき人たち・・だが制服を着た強盗かも・・という按配。インダス河へ落ちた現場を案内と言うが、夜中の1時に来て言うことでもあるまいに。滞在、数日、河から引き上げイスラマバードへ運んだご遺体は日本人ではなかった・・という痛恨の間違いをしているから、ナンガパルバットのご遺体にもついつい用心ぶかくなっているオバハンだ。もっともビビリのオバハンはご遺体には超弱い、怖い、直視できない・・金庫番のために現地へ行くだけだ・・
ナンガパルバットの登山基地からはヤイヤイ連絡が来る、連絡をくれた人は律儀なのか、その当時に事故ったベネゼイラの人ではないかと、ベネゼイラの山岳協会へも連絡したと言う。最悪はオバハン自身の責任で弔うしかないのだろうが・・

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