2021年03月

オバハンのワクチン接種、第1回目が昨日終わった。パキスタンのよう解らんところは、そして声の大きな者や口達者にとって有難いことは、ルールがあるのか無いのか・・と言うところ。ある意味、役所などでの個人裁量の範囲が大きいと言い換えることも出来る国だ。中国から無償で頂くワクチンは50万回分と限りがあり、政府には予算が無く、お金を出してまでワクチン購入の予定がないと報道されている。にもかかわらず・・その希少なワクチンをオバハンは急に接種することになった。子供たちの学校の先生方は殆どが外国人であり、かつ年配者が多いとか。その外国人でもある先生方がワクチン接種と聞きつけた息子、一昨日ダメモトで申請をしてみたら「OK」が出たのだとか。後期高齢者であることから、周囲に心配をかけているのは分かるが・・「ゲゲゲ、どこで接種か?」まず一番に頭をよぎったのは接種場所。家から車で5分のところにある接種センターは首都最古の公立病院、足を踏み入れただけでも色々な病気が移りそうだ。そこへ行くくらいなら、この先もずっ~と家で息を潜めて暮らす方がマシと想えるほど。恐る恐る行く先の病院を聞いたら車で10分、私立の清潔な病院でも今週から接種出来るようになったと。一応、清潔そうに見える病院だが、階段の上り下り、椅子その他すべてを触らないようにしつつ3階のコロナ接種受付へ。おそらく接種の情報が市内に十分に行き届いていないのか、周囲には接種を待つ人もなくオバハンの前には年配の杖をついた爺さん(と言ってもオバハンよりは若い)1人だけ。
昨19日現在、全世界で接種者は4億人でアメリカが1億人余、中国が6500万人とある。パキスタンは35万人と。日本は7万人程らしい。もっともワクチンを接種しても安心とは成らず、副作用を初めリスクはある。パキスタンの首相も13日ほど前に接種したが、昨日、コロナ陽性だったとか。
リスクの無い人生、緊張感のない人生など・・かえって淋しいわ・・とウソぶいているオバハン。

毎朝、僅かに明るくなり始めると寝ているのが惜しくて起き上がり、直ぐにキッチンへ直行、きょう1日の段取り諸々(スタッフたちを如何に動かすか等)を考える。自分でもビョーキに近いモノがあると想うが、とにかく身体を動かすのは苦にならない。誠に有難い体質に産んで頂いたことを親に感謝することしきりだ。肥満の父親が典型的な成人病で逝った時、オバハンは20代後半だった。父親の死から学んだことは山のようにある。以来、節制・体調管理に努め、甲斐あって??今のところ特別に悪いところはないようだ。が、息子に言わせると「悪いところ、あるあるシッカリあるで、アンタの性格悪いで!」と。しかし今さら周囲に合わせて生きる等という器用なことは出来ず、性格を変えようとも思わないし、死ぬまで勝手気ままマイペースで行くと想う。大昔から「来る者拒まず、嫌なら寄るな」と公言して来たものな。
昨日はぶっ倒れて痛み止めのお世話になった。動き過ぎが続いて腰痛・筋肉痛になっていたが、それもおさまった。きょうは昼1時から休養、タブレットを手に読書、風呂にもようやく入れた。暖かい湯に浸かればゆっくり出来るのは解っている、しかし夕方になると疲労困憊に近くて風呂どころでは無くなるのだ・・という理由で風呂へは遠い。
本日は午後からゆっくりしたので「生産的」なこと??も思いついた! 先日、コロナの治療薬となるかもしれない・・という記事に触発され、イベルメクチン駆虫薬を調べた。当地で1錠70-250円(会社によって値段が異なる)ものが日本では数千円もするではないの! ネット販売・支払いのシステムなど等を浦島バァサンもお勉強し、国際宅急便のシステムに乗せて海外へ送れるなら、送れるなら・・(薬事法違反ではあるが)儲かるなぁ~と新たな夢というところ。浦島バァサン、遅ればせながら(やるやらないは別にして)新たなお勉強を見つけたことを喜んでいる。こんなことでネットビジネスに関し、僅かでも知識が増えたらボケも進まないかも・・

菜種梅雨状態のスッキリしない天気の後も、薄雲の広がる空が続いている。天気予報では週明けから30度超えとあったが、雲のおかげで30度には届かず有難い。きょうこそは身体を労わろうと思いつつも、快適な気温なのでついつい早朝から大好きなキッチンに居座って作業をしていると、上の階でゴトリゴトリ、ザッザーなどと重い音がいつまでも続く。重い植木鉢を動かすようには指示していない筈・・なんだろう? しばらくすると息子が汗まみれで「ジムの模様替えをした」と言う。現在の我が家はゲストハウスだったモノを自宅として転用しているから、ほど良い加減のジムもビリヤード室などもそのままある。「緑広がる外を愛でながらトレーニングが出来るよ」と誘ってくれるので、チョイと参加。
ジムにはベンチプレスを初め、一通りのものは揃っている。オバハンが3年くらい前の誕生日に、望んで買って貰ったむちゃくちゃ立派なボート漕ぎのマシンもある。オバハンの出身高校は漕艇部が1894年に創部、120年からの歴史を持ちボートの強豪高校として知られている。オバハンも高校時代にエイトを漕いでいたことがある。で、懐かしくボート漕ぎマシンと思ったのだが・・2-3度ばかり使っただけで「敗退!」 仲間たちと息を合わせ、湖の上で力一杯漕ぐボートと、マシンではイメージしていたものが大いに異なった。以来、ボート漕ぎマシンは見ないようにして来たが、わざわざ注文して取り寄せて貰ったマシンなので内心、忸怩たるモノはあった。本日、息子のお誘いを無碍にするのも・・と思い、久々にジムでボート漕ぎマシンを使い、その後ベンチプレスへ行ってお試しで重量挙げ、ランニングマシン・・と、有酸素運動にはなったが・・僅か30分ばかりで昼を待たずにブッ倒れベッドへ直行。年寄りの冷や水そのものと思い知ったな。

コロナのせいで1年以上も日本からの郵便などなどが途絶えている。20年近く日本から毎週のように頂いていた週刊文春が来なくなったのは凄く寂しい。日本ーパキスタン間(中国経由)の直行便はおろか、タイ経由の国際航空便もないことから国際宅急便などが来ないのは分かる。ようやく日本からの宅急便が近々、復活するかもしれない・・との噂はあるが、何時になることやら。
きょう買い物に出かけた息子、輸入食品の大型店舗へ行ったが「あれもなかった、これもなかった」と帰って来て騒いでいる。オバハンなら何かで代用するとか・・それらしきものを手作りするとか・・見てくれは構わず実用に即したら何でも良いと考える。もっと言うなら輸入品などはまず買わない、パキスタン愛国者としては国産品一途だ! だが几帳面で融通の利かない息子は自分の決めている「モノ」でないと、気色が悪いのだとか。なんと不便な性格か!と、オバハンには理解不能、呆れかつ気の毒にも感じてしまうが、考えてみれば世の中にはこういう「几帳面」な方々がおられるから、様々なビジネスが成り立つのであろうか。
数日前、知り合いのアメリカ人が、アメリカからコーンフレークやkraftだったかのマカロニチーズなど等を宅急便で取り寄せていると聞きつけた息子夫婦。パキスタンでは輸入税が1年半前より物凄く高くなったせいもあって、マーケットでの輸入品はすべて高額、驚くばかりだ。でも、個人輸入にあたる国際宅急便には輸入税がかからないのか、送料を含めても安いと言うので早速お試し、ネット注文。そしたらもう届いた!買い物総額は送料込みでもパキスタンで買う金額の3分の1くらいと言うではないの! いろいろな情報を咀嚼・検討・検索、かつ行動できる人たちにとっては、ネット中心の世界は何と身近で便利・無駄のない暮らしになることか! 
浦島バァサンには考えられない世界だわ、ただただ驚いたなぁ~まったく。驚いているだけではなくオバハンも少しでも勉強、進歩しなくっちゃな・・


先週は早朝から夕方までひたすら諸々の作業に携わり、午後になって疲れたら30分ほどベッドへ倒れこむという1週間。我ながらよく頑張ったなぁ~と褒めてあげたい! なにしろタブレットや本を手にせず、パソコンを触ることも無く家の敷地内外を動き回った。後期高齢者であることを思いっきり自覚するのは、腰痛がなかなか取れないこと。チト身体を労わってやらなくっちゃな。
と、思いながら昨日も早朝から1年分の味噌の仕込みに午後2時までかかった。味噌作りは思いのほか体力が要る。この2-3年は息子も手伝ってくれるのだが、身長180cmもある息子ですら肩が張った・・と言うくらいだ。日本でならスーパーへ行けば買える種々の味噌も、ここでは輸入食品店1-2ヶ所くらいでしか手に入らないし、何よりも高くて不味い!! 何時だったか、やや熟成の足りない味噌を使ったら、子供たちですら「何?これ?不味い!日本の味噌みたい」と言う。なので、家での熟成させた本物の味噌作りは止められない。

コロナ蔓延でパキスタン航空の国際便は大幅に減っている。もちろん日本へのフライトも無い。しかし経営上、これでは・・と言うのであろう、国内の観光客用にラホールからギルギットやスカルドゥ、スワットへの運航が来月から開始と。パキスタン北部の素晴らしい山々、大自然は主にパンジャーブからの観光客で満杯だ。陸路をラホールから走ってギルギットやスカルドゥへ行くには、2日~3日もかかる。それが飛行時間僅か1時間余りと大短縮。
パキスタンにおけるコロナ死亡者数は罹患者の2%くらい。国民の多くは「めったに死なない」と分かったからには「コロナ怖くない」と、普通の暮らしに戻っている。地方ではイベルメクチンの効果か???罹患者も少ないようだし・・インシャラー(神の御心のままに・・)と。

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