2021年03月

3日くらい前だったか、体力の衰えを盛大に嘆いていたが・・ようよう考えてみたら数年前は自転車で膝を痛め、ほんの一時期にしろ車椅子で病院へ行かねばならないくらいに歩けなかった。最初に行った大病院の若い医者にはムカついた、オバハンが年寄りだと思って言うことに事欠き「まだ手術をするほどではありませんが・・まぁ加齢ですし厳しいですね・・」って。そんなことは言われなくっても重々わかっているワイ! おそらく30半ばで病気も怪我の体験も無いのだろう医者、必死の思いで日本まで行き、病院へ駆け込んでいるのに、患者の気持ちを萎えさせてどないすんねん!って言いたかった。2軒目の個人病院では「相当、リハビリで頑張らないとダメですね・・」と言ってくれたから「なんじゃ!リハビリをすれば治るのか」と安心?し、気長に頑張って膝周辺部の筋肉を鍛えたものだ。
車椅子から、その後2年ほどは左足に体重を乗せられなくって足を引きずっていたが、最近は足が悪かったことも思い出さないものな。もっとも階段を下りる時だけは違和感が残るし、万が一、階段から落ちたら・・と想い、手すりを必ず握るようにと用心はしているが。
早い話が「体力が衰えた」と嘆くのではなく、いま出来るトレーニングを続けるのが一番・・と、いつもの前向きアタマに転換。もともと前向きはオバハンの取り得の一つだし。で、身体を使うのを惜しまず動くぞ!と気合を入れたが、3日前から乾季到来。3日前の屋上では1時間足らずの作業で汗が塩の結晶になった。きょうの湿度は12%、キラキラ晴れて紫外線強烈。ビタミンDのためには皺・シミの出来は無視、脱水症状にならないよう気をつけなくっちゃ。

日々、出来るだけ意識をして身体を使っているにもかかわらず、物凄く体力が落ちて来た・・
丹田に力を込め大股で歩くのはもちろん、椅子に座って本を読む時は腿上げをして太腿と腹筋に負荷をかけている。キッチンではシンクにもたれないようにしているだけではなく、時には爪先立って作業する。台布巾や雑巾を絞るときにも力一杯、握力・前腕に力を込めて・・等など、少しでも体力を落とさないようにとの努力を惜しんでいないのに・・きょう買って来た魚(90cm5kgもの生ノルウエー・サーモンと、30cm弱のアジ8尾)を捌くのにかかった時間が1時間半。どういうわけか今までとは異なり、サーモンを捌くのには悪戦苦闘。生サーモンなのでぬめりがあって滑りやすい、服が汚れても良いつもりで抱えれば良かったかもしれないが、半年前のように軽々と片手でサーモンを持ち上げられない。僅か半年でここまで体力が落ちるのか?これもコロナのせいか・・等など考えて暗澹とした気分になったな。
小さなアジは問題なく開いて飽和状態の塩水に5分間漬け、塩水を切って冷蔵庫の中で半干し。今夜は久々に焼き魚、おろし大根を添えて食べ気分転換でもするか・・ 生臭さを風呂で洗い流しながら、それでも自分の体力が物凄く落ちていることにガックリ。何があっても、この先は子供たちと「オバハンに勝ったら何でも買ってやる」などと言って、腕相撲をするまいと固く誓ったわ。

*ここ2週間以上、夕方になるとネットの回線が悪くて繋がらん・・なんでや??不愉快きわまりなし。

2日続きの本降りで首都を取り巻く空気が正常化され、マルガラ丘陵の山々が近年稀なくらい近くに見える。丘陵までは我が家からは3km離れているのだが、今朝は手を伸ばせば届きそうだ。雨で延期になった独立宣言記念のパレードは朝10時からだと聞いていたが、編隊飛行を見逃すまいと律儀なオバハンは屋上で青梗菜の植え替えをしながら待機。
例年、パレードではパキスタンの軍事力が披露されるが、思い返せば1999年ムシャラフによって起こされたクーデター以降、数年間が最も気合が入った軍事パレードの時代だった(パキスタンは1947年の独立以来3度の軍クーデターを経験し、独立以降の30年間以上が軍事政権時代だったと言える) そのムシャラフ時代の空海軍による編隊飛行は、国が持っている機種をすべて飛ばせていたのではなかったろうか。それから思うと今朝の飛行は淋しいが、それでもアメリカから供与されたF16を初めに、JF-17、ミラージュなど等の他に、さまざまな航空機の編隊がいつも通りの規則正しい飛行を見せてくれた。我が家の1歳8ヶ月は編隊飛行は無邪気に喜ぶのだが、戦闘機の空気を切り裂く爆音・圧迫音には身体を震わせて怯える。
戦闘機の急降下、急上昇、仮想弾を15発ばかり発射して現場から離脱する時の鮮やかな飛行は、見ている者の眼を楽しませてはくれるが、イザ本当の戦争になったら、これらの戦闘機がどれほど役に立つのか?と大きな疑問だ。核のボタン1つで決着が付くような今どきの戦争、戦闘機などは正直、抑止力にもなるまい・・と想うのだが。ちなみにパキスタンの軍事力は世界で15位、4位のインドには大きく差を明けられている。
*記念式典にはコロナ療養中の首相イムラン・カーンの姿はなかった。

日中気温が30度近くになり、枇杷の実も黄色く色づき初夏たけなわと言った日々が続いていた。にもかかわらず2日前から本降りの上、昨夜半には雹まじりの雷雨。きょうは風も強くて肌寒い。一気に外気温が15度も下がると身体への負担を感じ、後期高齢者であることを実感する。が、雨風のせいで屋上や庭へ出ることも無く、本を片手に終日ベッドでゴロゴロ、こういう日もなかなか良いものだわ。

本来ならば、きょう3月23日は英印からの「独立を宣言した記念日」。毎年、早朝6時から祝砲が続けさまに鳴り響き、次いで様々な戦闘機の空気を切り裂く爆音と見事な編隊飛行。(軍用機やヘリコプターのノロノロ飛行、今年初めて眼にしたのは機体の上部に大きなレーダーらしきものを設置した航空機など等の編隊飛行。この3週間ばかりは屋上で、毎朝のように直ぐ真上を飛ぶ機体を眼にして楽しんだ)。それら編隊飛行が終わってようやく鼓笛隊など等と賑やかな式典となる筈が、今年は荒天のために延期とか。オバハンがパキスタンへ来て40年以上、延期などとは初めての出来事。そもそも3月23日に雨だった記憶は皆無だ。首相のイムラーン・カーン夫妻がコロナ陽性で式典に出られないことも理由の一つなのかしら・・

さて、コロナ・ワクチン。調達のための資金がない政府は、民間部門にワクチンの調達を許可している。中国製、ロシア製、イギリスのアストラゼネカも共に似たような金額で、2回の接種で日本円にして5000円くらいか。もっとも何時も書くように5000円は一般パキスタン人の日当10~14日分にも相当するから、接種の出来る人々は限られて来る。コロナワクチンの接種は世界140ヶ国以上で始まり、接種者人数も克明に書かれてある。それらから見ると日本でのワクチン接種は相当、出遅れているようだ。このところの日本政府は動きが悪いな・・

15歳になろうとしている息子の娘、身長がオバハンより10cmも高くなった。12歳半もオバハンに並んだ。子供たちはあっと言う間に大きくなる。15歳になろうとしている長女はここ数年、コーチについて毎土曜日テニスに励んでいる。コロナが流行りだしてからは家でのトレーニングも増えた。で、ほんの時たま筋トレなどの成果を見るため、オバハンと「腕相撲」をすることもある。昨夕も何ヶ月ぶりかで腕相撲になり、ついつい口が滑った。「オバハンに勝ったら何か買ってやる」と。オバハンは無駄なものを一切買わない暮らしをしている、だから子供たちのためにもホイホイ何かを買ってやるということは決してない。数年前、一緒にドバイへ旅行をした際、記念にと初めて金のピアスを買ってやっただけだ。
でも、昨夕は何の拍子か口が滑った・・近々、春休みにドバイへ行くかもしれない15歳と12歳半は欣喜雀躍!オバハンから何かをせしめる事が出来ることに。そしてドバイなら金でしょう・・と。でも軽く2人ともに快勝、金(ゴールド1オンス約20万円)が助かった。まだ2~3年は勝てそうだが、口は災いの元、気をつけなくっちゃな。
キッチンに立ちながらの日々、小さな筋トレの成果がオバハンには出ていると言うか、日々、衰えていく筋肉の維持を辛うじて遅らせているだけだが、油断は禁物。口のトレーニングも怠らず・・しっかり閉めておかねばな。

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