2021年01月

気まぐれなパソコンにぶつぶつ言うオバハン、度々のように厄介をかけるオバハンに業を煮やした息子。「近々の出張時に買い換えるから」と言って、オバハンのパソコンから古い記録も全てインストールし直し自分のパソコンをくれた。いま息子からのオサガリを使って(試しに)ブログの更新をする気になった。キャッハ!シャカシャカ気持ちよく動くではないの! この2年近く放ったらかしにしていた書きかけの「原稿」に手を加える気になったし、「鬱ぽい気分」までが飛んだようで不思議だわン。

本日の大気汚染指数は酷い、3kmしか離れていないマルガラの丘陵が殆ど見えない。大気汚染物質は窒素酸化物、硫黄酸化物など等の有害物質を言い、大気中に浮遊しているそれ等で気管支炎や喘息、呼吸器への悪影響がある等など。指数によって敏感な人や子供は影響を受けるとあって、散歩にも躊躇する。イスラマバードではアメリカ大使館がリアルタイムで汚染指数を発表し、今朝のイスラマバードは258もあった。東京や神奈川県の川崎ですら30若干だから、いかにパキスタンの大気汚染がひどいか。とは言うものの中国やインドに比べると比較にならないくらいマシとは言えるが、健康に良くないことは確かだ。
環境活動家のグレタが声を大にして「リスク」を訴えるのも解るわ。オバハンたちの年代が作った「負の遺産」を若い子たちに残すことになり、若い頃から環境問題に些か関心の深いオバハンは申し訳ない思いでいっぱいだ。日本政府も10年位前に援助金を出して「パキスタンの大気汚染実態調査」をしたが、調査をしたからと言って大気汚染が改善するわけもない。むしろ年々、汚染が酷い。「気候変動の危機に立ち向かうための行動」と言うが、楽な暮らしを手に入れてしまった今、それらを手放すことは実に難しい。絶対に手放せないものは何だろうと、改めて考えてしまったわ。

恐る恐る立ち上げたパソコン様、きょうは比較的ご機嫌に発進。まったく今どきの気儘・我慢の効かないスタッフたちのようだわい。コロナ騒ぎで今は家のスタッフが6人だけというのに、昨今はスタッフ同士の力関係が揺れ動き過ぎ、揉め事が絶えない。さほどの仕事もないことから、互いに暇を持て余し「アラ」が目に付くのかも。住み込みのスタッフだけで20数人もいた7年前までは、オバハン自身が雇い主だったせいもあって、スタッフの勤務ぶり・動向には早朝から夜まで目を光らせていた。商売を始めた1981年から今まで、数年に一度くらい地方公務員試験などに受かる、あるいは海外出稼ぎが可能になって辞めて行く者があった以外は、様々な事由でオバハンが「クビ」にして来た。そしてクビになった者の「その後の動向」などは、余ほどの事がない限り誰も口にもしなかったものだ。それが、暇なせいかスタッフ同士で噂話に花が咲いている。
先般、クビにしたコック様、このコロナ不景気の時期に1週間で新たな職場が見つかったと大威張りだったらしい。だが「1週間で再びクビになった」と。さらには、コック様がどこの店・家でも半年足らずでクビになっていたとも。それを聞いたお嫁チャン「私たち頑張って我慢し過ぎましたねぇ~」って。日本的な感覚でスタッフの人権だとかを考える息子のせいで、ほんと我慢をし過ぎたわ! ただ、コック様の作っていたパキスタン料理はピカイチだった。パキスタン航空の元社長宅からは、祝祭日や季節の変わり目などにはパキスタン料理が届く。そこのコックもピカイチの腕前だが、そのコックに匹敵をする腕を持ちながら、普段の食卓・日々のスタッフ賄いにはコスパが合わなさ過ぎた。きっと新たな雇い主もコスパが合わなさすぎる。かつ仕事が丁寧過ぎて雇いきれないと、想ったことだろうな。

気儘なパソコンを気遣いながらブログの更新、ドキドキするわ。


パソコンが立ち上がらず、パスワードを入れる画面にも到達しないし、パソコンを終了することも出来ない。バッテーリーを無にして1から電源を入れて立ち上げを何回か繰り返したことか・・本人的には普通に使っているつもりなのだが、また何か余分の操作をしたらしい。で、息子が電源を入れてみたら何時もの画面が出た! 持ち主のオバハンのいうことを聞かず、息子の言う聞くなど我が家のスタッ並みのパソコンではないか!なんと不快な! そして3日ぶり普通に立ち上がったパソコンを前に悩んでいる。後期高齢者になって今後の先行きは長くない。仕事をするわけでもなく、新たなパソコンの必要性はない。読書やゲーム、メールやニュースなど等のチェックもタブレットで充分だ。そもそも大学の研究科に入る前に買って貰ったパソコンだが、どれだけ役に立ったかと言えば怪しい。昨今はパソコンも安く手に入るらしいが、20年以上も昔のパソコンを含め、4台とも娘に買って貰い自分で買ったモノは皆無だ。何度考えても先行きは長くない悩むなぁ~

緑の多いイスラマバードだが、家から3㎞ばかり離れたマルガラの丘陵が靄って見える。先週半ばから大気汚染が酷く、外での長時間活動を控えるようにとの「注意報」だ。大気汚染による2019年の世界の死亡者は880万人とあったが、昨年はコロナのせいで数万人は減りそうだとの記述もある。そう言えばコロナが出始めた昨年春以降、世界中で大気汚染が減って空気が澄み遠景がくっきり見えるだの、自然が戻って野生動物が道路を闊歩しているだのというニュースがあったなぁ。大気汚染による世界の死者ランキングでは1位中国、2位インド。そしてパキスタンは5位。パキスタンの大都市では車の排気ガスによる汚染が酷い。日本のように車検があるわけでもなく、古い車は青や灰色の排気ガスを撒き散らして走っているものなぁ。インドに近いラホールなどの大気汚染は、11月から3月までは濃霧と重なり5mが見えないなんて連日だものな。そんな中で暮らしていたら有害微粒子を吸って健康や環境が破壊されて当然だ。

冬至から1ヶ月が経ったのに夜明けが遅い(気がする)。イスラマバードの北緯は33度45分、和歌山県田辺市くらいだ。この緯度では日の出が12月より遅いのか?等、学校へ行く2人を送り出しながら朝7時の暗い空を見上げて考えてしまった。冬至の頃が一年で一番日が短いというのは確かだが、夜明けの時間は違うのか?後で調べておかなくっちゃな。 
昨夜半と朝の小雨できょうは終日、風が冷たい。サハラ砂漠では雪が降ったとニュースにあった。2016年に36年ぶりに降雪があり、2018年に、そして今冬も雪にみまわれたとも。数日前に「もう春だ!」と思ってハーブの種やコスモスの種などを蒔いた、こう気温が低くては発芽が遅れそうだ。コスモスは秋だけではなく春にも咲くのでオバハンのお気に入りなのだ。
年末に庭の竹を切り、正月用の松飾りを手造り。その際に必要な葉ボタンを買いに行って以来、オバハンは買い物に出かけていない。が、本日お嫁チャンが輸入品を扱っている店へ行ったら「醤油」が入荷していて中国人とお店側が盛大に揉めていたと。輸入物の入荷が見込めない昨今、手に入る時には買っておこうと考えるのは誰しも同じようだ。醤油をカートン買いして行こうとする中国人 vs 1人でも多くの人の手に品物を・・と考える店側。「一人でも多くの人の手に」と考える店主がいるのだと嬉しくなったな。パキスタンも西欧的な考え方の人が増えつつあるということかしらン? 周囲への気遣いをしないことで、自分の方が「上」だと勘違いしている者がまだまだイッパイいるパキスタン。
お嫁チャンは「フムスを買って来ました、お試し下さい」って。今まで何年も食べて冷や汗・脱力感に見舞われなかったンだもの、きっと今度は大丈夫だ!常に前向きプラス思考!



中国が誠意を持って今月末までに50万回分のコロナワクチンをパキスタンへ送ってくれると、外務大臣が昨日発表した。中国のコロナワクチンは「世界の公共財」に指定され、全世界との協力を誓い合ったとも。中国の1省とも揶揄されるパキスタンだから、優先的にかどうかは知らないが、今月末までに50万回分ということは、とりあえず医療関係者の分ということだろう。パキスタン人口は2億2000万人、うち18歳未満が1億2000万人なので残1億人のうちの70%に接種できれば、国は免疫を獲得することが可能というか、期待しているとの保健大臣だったかの談話だ。70%と言えば7000万人ではないの・・都市部にかぎれば半数の3500万人か・・気が遠くなるような数字だわ。
敵国インドも医薬品メーカーとして近年凄まじい進歩を見せているが、中国もコロナワクチンでは「世界制覇」とまでは行かずとも、売り上げで儲ける一部の人々がいるのも確かだな。
数日前のニュースでは、パキスタンの医薬品規制当局はアストラゼネカ(オックスフォード)と、シノファーム(中国)のワクチンを承認したとあった。どこのワクチンが治験に使われたのかは知らないが、すでに17500人がワクチンの試験に参加、その有効性について2月初めに結果が出るらしい。世界ではワクチンの有効性は80-85%とか言われているが、コロナに罹っても軽くて済むなら有難い。
日本では20日にアメリカのファイザー社と供給契約を結び、年内に7200万人分の供給を受けるとニュースにはあるが、一部ニュースでは6月までに対象となるすべての国民にとも。菅政権、はっきりさせて下さいよぉ~~国民はクビを長くしてワクチンを待っているのだから。拙速でもいいんじゃないのぉ~って言いたくなるわ。一定数の副作用はどんな薬にもあるのだから・・


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