2020年06月

危険な納豆、試食するための勇者は不要になった! 
昨日の納豆はバッチリ素晴らしい出来あがり、
賞味期限を3年も過ぎた「納豆菌」だったが、バリバリ大活躍したみたい。自家製の納豆、昔ながらの臭い、我ながら惚れ惚れする。オバハンにしては珍しく手抜きをせず、茹でた大豆を入れるための器まで熱湯消毒したもんな。

60-70年前の田舎では味噌や納豆、鮒ずし等の腐りモノを造る時に、厳密な消毒などをしていなかった筈だと想像している。オバハンの頭の中は60-70年前で止まっているに等しい。横着・大雑把な生き方でも大過なくやって来ているし、子供たちも大病せずに育った。自分の子供たちは、手抜き子育ての言い訳に、「雑菌に強く!」と言って来たが、息子の子供たち3人には、内緒で雑菌に強くしようとしている。

今でこそ「消毒、消毒、清潔に」と声高いが、この先、どんな生活が待っているかも分からない。「その時のためには、普段から雑菌に強くなっておくのは必須だわン」というのが、オバハンの持論だ。   
近年は「臭くないことが売り」で、臭くない納豆、ニンニク、臭くない鮒ずしなど等がマーケットに出ているが、臭いのは罪なのか? 臭くないニンニクなど、ニンニク料理では役立たずに近いと思わんのかね。臭いで他人への迷惑を考えるのは、時には必要なこともあろう。が、臭いニンニクを効かせた料理、最高だと思うがなぁ~ 

 

一昨夜は熟睡が出来なかっただけではなく、納豆が夢に出続けた。昼寝で睡眠を補っても疲れが抜けない。暑さ・高い湿度の中、キッチンに居る時間が長すぎ熱中症になったらしい。水分を摂りエアコンを27℃に設定、夏掛け布団をかぶってベッドへ倒れ込んだ。「どうぞ夢に納豆が出ませんように!」
昨秋、日本から運んで頂いた納豆では「菌」が弱くなっているのかも。発酵までに時間がかかり過ぎ、危険状態。で、何でもアリアリ、倉庫や冷蔵庫に「物資」を囲っているお嫁ちゃんのモノを探索に行った。いつだったか‥納豆菌は「この辺」で見かけたが・・と。見つけた納豆菌、賞味期限は3年前の日付。やったー!たった3年しか切れていない! へっへっへ~~これでバッチリ納豆だ。だが暑い中での根性・探索、納豆嫌いになりそうだ。   
と言いながらも懲りないオバハンは、「腐りモノ」の季節到来、チャンスと、やはり昨秋に頂いた「鮒ずし」の残りを引っ張り出した。鮒は食べてしまったが飯だけは残してあった。塩漬けの鮒を包み、ひと夏を越して漬け込み発酵させた飯米。慣れない者にはとてつもなく臭い! だが、「貴重な発酵した飯」を捨てるのは忍び難い。再利用には、古い古い塩鮭を漬け込んでみようと考えた。この暑い時にこそピッタリの作業だもん!    
キッチンには臭いが充満、テーブルに乗せニンマリしているオバハンとは対照的に、家族全員からの大ブーイング、「吐きそう!臭い!食卓に乗せないで!」非難ゴウゴウ。滋賀県人って超変人!とまで言うか・・ 最近の店頭に並ぶような鮒ずしは臭さイマイチ、オバハンに言わせれば本物ではない(キッパリ) 昔ながらの製法で漬けた鮒ずしこそ、世界臭い物ランキングの上位を占める。こうなったら意地でも腐って臭くて捨てるしかないと思っている(鮒ずしを知らない奴らにも)食べられるところを証明してみせねば・・

7月1日から燃料が値上がりすると1週間ばかり前のニュースにあった。にもかかわらず3日も早く、「きょう27日から値上げする」との通達ニュースだ! それも、各種燃料は平均して50%もの記録的な値上がり。オイル相場によって値段が左右するのはオバハンだって解っている。しかしこの通達は騙し討ちじゃぁ~ でも、まぁ、高値だった2年前の夏とほぼ同じような値段になったと諦めるか! 諦められんが・・
大型発電機用の燃料1トンの補充、その差額・・収入ゼロの昨今、考えただけでも気が滅入る。「コロナ怖い!人の多い銀行へは行くわけにいかん」と、そうこうしているうちに発電機用の燃料代が値上がりしてしまった・・・銀行へ行けなかったのは痛い、後悔先に立たず。  
ATMでは1回に卸せる金額が少ない。日々の暮らしや支払いに要るモノだけでも、毎週のようにATM行かねばと息子が言う。だが、人の気配がない
ATMはムチャ怖いとも。比較的近場にあるATM、大統領官邸前の大通り、昨今のロックダウンなどでは「静か」を超して、人通りがまったくない。その上、ビルの端にあるそのATMの横は、ちょっとした木陰になっている。「後ろ見ててや~ 怪しい人影が来たら直ぐ声かけてや~」という息子の言いぐさに、陰からヒョッコリ強盗でも出て来るのではないかとハラハラする。
ATMには必ずと言ってもいいくらいカラシニコフを抱えた警備員がいる。しかし・・警官や警備員の制服など、どこででも簡単に手に入る。本物の警備員か警官か、どうして見分けると言うのか!

 

朝の日課(コーヒー、水やり、餌やり)を終えるだけなのに汗が伝う。朝だけは辛うじて出る水、冷たいシャワーが心地よい。    
東隣家のコロナ夫婦、姿を見ないから家に籠っているのだろう、表門からの客訪問を断ってでもいるのか、この2日ばかりは裏門からの出入りが増えている。普段はごく稀にしか人の通らない裏道にバイクや車が入って来る。自己中心のパキスタン人が近隣に配慮??そんな殊勝な心映えはなかろう・・と、失礼なことを考えながら裏道に面した窓辺でパソコンを開いている。

家から一歩も出ない今の「オバハンの世界」は屋上と、キッチン、裏道に面した自分の部屋だけだ。昨日、久々に大画面のTVで「情熱大陸」昨夏のラカポシ7788m 新ルートからの登頂を見て、山々の風を受けた気分。大昔から動く画面は苦手でTVは殆ど見ない。だから自分の時間がいっぱいある。読書以外は思いついたメニューを試行錯誤・工夫して自己満足に浸っている。    
きょうの課題は残りが少なくなって来た「納豆」だ。納豆は日本固有のものではなく、東南アジアにも似たものが幾つかある。
納豆の起源は中国雲南省と考えられているらしい。日本、ネパール、インドネシアを結ぶと大きな三角形になり、その中心が雲南省だとか。インドネシアの納豆(テンペ)は厚みのないレンガみたいだ。タイにも納豆らしきものはある。    
昼前からモンスーン特有の驟雨になった、気温・湿度は高し!「腐りもの」を作るにはピッタリの気候だ!と想い、古い納豆を混ぜ、納豆菌なしで納豆を作ろうと企てた。   
問題は・・出来上がった腐り物を(ビビリで命根性の汚いオバハンは)自分で最初に食する勇気がない。かと言って息子家族に試食させるわけにもいかん・・そもそも子供たちは大変、用心深い。オバハンの普段の言動、表情から危険察知の能力を育んだ。
試食してみようと想う勇者、この際、
誰れでもよい、勇者よ、来たれ~~


首都圏、夜明け4時半の気温は31℃を表示。昨夕、雨と強風に見舞われ「酷暑は飛んで行った」と想っていたのに、そうではなかったのか。「屋上でのコーヒーは諦めよう」と考えたが、5時過ぎからそよ風が吹き出し、たちまち熱気が雲散27℃の表示になった。最近の天気予報は世界気象機関、世界気象監視計画などに基づいて、各国の気象機関の協力で多面的な方向で気象観測を実施しているとか。首都圏の天気予報に限らず局地的な天気予報も結構くわしいし、昨秋、行ったナンガパルバットのキャンプ場などにいても天気の移り変わりが分かる、凄いものだ。      
屋上で靄に霞むマルガラ丘陵を眺めながらコーヒーを飲み、カラスたちに餌をやり終えた後(1羽が指先から餌をついばんだ)ニュースに目を通す。    
次の2ヶ月で感染者は400万人、死者は8万人に達する可能性があるとの「警告記事」。あくまでも可能性の話だが、心穏やかではなく不安がつのる。最近読んだアフガンの記事、「僻地ではPCRの検査が出来ず、首都のカーブルへ検体を送っても結果が戻って来るまでに2週間以上かかるし、結果が帰って来ないこともある。患者は結果が出るまでに感染しているなら死ぬか、治るかになっている・・」と。さもありなん。それはパキスタンの僻地でも似たようなものだろう、アフガンではカーブルへ検体を送る途中に武装勢力が居るか、居ないかだけの違いだ。パキスタンではPCRの検査の値段をキチンと表示するようにとの通達が出た。ということは値段に相当の幅があるということだ。   
スタッフの1人が朝6時、政府からの給付金12000ルピーの受け取りに出かけ、帰って来たのは昼だ。なんでもシステムがダウンで、すべて手作業だったと。家から許可を得ての外出だが、大勢の人の中にいたのであろう、案じられるわ。周りに人が寄って来られないよう「傘」でも持たせるべきだったと後悔しきり。

  

 

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