2018年01月

今冬最強の爆弾低気圧で、首都圏は大混乱と。 
すでに数日前から東京は雪で非常事態?宣言まで出ていたのにもかかわらず、交通機関が正常には動かず、帰宅できない人が多いとのニュースに、おそらく雪国の人たちは苦笑しているかもしれない。そもそも、非常事態宣言の意味を首都圏の企業や人は甘く見ている。日本人に多い「横並び」の考え方が混乱を助長しているような気がする。
日本人は所属先への忠誠心が強くて、それはそれなりに美徳の一つでもあろうが……自分で判断をしない、出来ないのも混乱を助長させる原因の一つになっているのだろう。常に判断を「上」にお任せして生きている日本人、イザという時に「上」は守ってくれるのかね?

首都圏で数日前に出された、「不要不急の場合以外は外出を控えて下さい」というニュースに(どこが発令したのかは知らないが) 当地のテロ予告が出た時のようだ……と、お国柄の違いに苦笑いが出た。 引き受けて責任の生じた仕事以外には、日常、超ビビりで命根性の汚いオバハン。テロの標的は中国人に対してかもしれないと思いながら、豆腐を買いに中国人の店へ行くのも控えたものな。

年明けから、生まれて初めての介護生活で疲れている。
パキスタンへ移住して40年近く、元々が超親不孝者で親の介護もして来なかった。介護がどんなに負担なのか、読み物でしか知らなかった。だがようやく、いま介護負担の一端を知って反省している。介護に関わっている方たち、なんと強いのかと。
子供たちが大切にしている犬(ラブラドール)が急に食欲不振、6日から一気に体調悪化。体温が下がり垂れ流しでクリニックでは毎日朝から夜まで点滴、日帰り入院。人間サマ並みの検査色々で分かったのは甲状腺異常と。ラブラドールの純血種は遺伝的に多い病気だそうで、3日間は息絶え絶え、もうアカン、医者も手遅れ気味と言う有様。
夜は体温が下がらないようにと、ストーブの傍でスタッフがズレ落ちる毛布を掛け続け、オバハンはスタッフが寝ないで犬を見ていてくれるかとスタッフのチェックで睡眠不足。ようやく薬が効いたのか数日前から食欲も出て来たが、未だによれよれとしか歩けず介護が続いている。
それにしてもウチのスタッフたちはえらい。ブタに続いて不浄な動物と想われている犬なのに、嫌がらずにみてくれる。中型犬なので30数㎏あるので抱きかかえられないオバハンに代わって抱きかかえ、階段の上り下りに手を貸している。
介護に携わっている方たち、みんなに敬意!!

2018年も早や4日目、当地には西暦での新年を祝う習慣はなく、年末年始も日々、平日。
パキスタンでは1月1日からガソリンや軽油などの燃料が5%も値上がり、また、1日のトランプ発言に対してパ政府が駐パ米大使を呼び出して不快感を告げる等、異例の反応を示している。
さらには、パ政府と高官を潤すだけのCPEC(一帯一路)プロジェクトに対しても、ようやく厳しい目が注がれ、中国人を標的にするテロ脅威が高まっている。
相変わらず年明けから気合の入ること甚だしいが、この混沌としたパキスタンに限りない愛着を感じるオバハンだ。

アメリカではトランプが「自分は正恩よりデカイ、核のボタンを持っている」と競い合って威張っているが、正恩サマもトランプ様も、素晴らしく同列だ。どちら様の精神状態も懸念すべき状態にあり、世界の悲劇に直結しているところが怖い。

トランプ様のことは良く知らない。だが、この大統領サマはやはり相当にオカシイ。トランプ大統領の就任から1年、いったい何人の補佐官や、側近と呼ばれる人々が離れて行ったか。離れて行ったのか、クビにしたのかは定かではないが、そうした人々をくそみそに言うトランプの品性は??
まったく、とんでもない人間をアメリカは大統領に選んだものだ。北朝鮮の「選べない」不幸と、アメリカの「選んでしまった」不幸……どっちもどっちで2018年も明るくはない。
日本もトランプ様のご親友であらせられる(と、安倍だけが思っているのかもしれないが)安倍を頭に頂く日本も相当、歪んでいる気がしてならない。

2018年が明けた。皆さま、今年もよろしく~~お願いします。
日本では1年の終わりに除夜の鐘が鳴り、なんとなくしみじみとした気分に浸れるが、近年のパキスタンでは花火。 
ただし、あちこちで思い思いに上げる花火なので、どこで上がるのかの予測がつかない。見ようと思って待ちかまえていても、うまく見られた試しはない。平均して30~数十発の音がどこかで忙しく響き、静けさが戻る。10年前ならピストルや機関銃が鳴り響いたものだが……と、過激で気合が必要だった10年ほど前が、なんだか懐かしい。

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