2017年08月

2014年にイスラム国が建国?されて以来、パキスタではテロが激減していた。この間、隣国のアフガンでもテロは減り加減にあったが、ここに来て再びアメリカがアフガンへ増派を決めた。 
「駐留米軍を撤収させればイスラム過激派組織などのテロ組織がつけ込むので、テロに対抗するため」とアメリカは言う。
オバマがアフガンからアメリカ軍を撤退させると宣言した数年前、オバハンはアメリカが大切な軍事テストの出来る場所を手放すわけはない。内陸であっても一旦、手に入れた大切な地域からの「撤退はあり得ない」と断じた。だから「やっぱりなぁ~。撤退はしないわ」とオバハンなりの納得はした。

古い話になるがアフガンはイギリスにもロシアにも勝った国だ。アフガン人(パシュトーン人)の性向を知らない欧米人たち、今後どれだけの軍事費をつぎ込んでもアメリカはアフガンでは勝てない。 すでにアメリカはアフガンの治安維持に日本円にして100兆円ものつぎ込んでいるという。そしてこの100兆円の他には治安維持などの数倍もかかった戦費は含まれていないというから物凄い。アメリカは物量でも最新技術でもアフガンに比較できないほど勝っていながら、現実の戦争には勝っていない。
そしてアフガン人の性向は、彼らは最後の1人になっても戦う人々だ。アフガンを構成する人種のうち約50%がパシュトーン人であり、彼らの掟「報復」を考えれば、この戦いにいくらつぎ込もうとも欧米は勝てない。国力を落とすだけだ。

8月も下旬、今夏はパキスタンでも雨の多い年だった。

朝から高校野球を見ようと、昨日から待ちかまえていたが、長雨のせいもあってTVの受信機が壊れたままらしい。めったに見ないTVを見ようとして、見られたためしがないこの半年だわ。 前回は都議選の結果を見ようとして見られなかったし。
幸い、ネットのニュースで速報などは見られるし、確認も出来る便利な世の中になっているので有り難い。結果は9回裏でサヨナラヒット、我が母校は2回戦に進めた。
近年では甲子園へ選抜されて来る高校のうち、8割が私立高校だという中で、我が母校は純然たる公立高校だ。それも大昔から文武両道を掲げていたような??違ったかな???

イラクやシリアでイスラーム国が崩壊、タリバーン勢力とアルカイダ、IS勢力が合体しつつあるとの不気味なニュースが増えて来た。せっかくこの3年ばかり静かだったパキスタンが、また騒がしい。 暑くて外出する気にはならないが、気を付けねばならない生活が始まった。

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