2017年07月

ようやく最高裁判決が出て、シャリフ首相は議員資格を剝奪され、失職した。

パキスタンの最高裁は、5年前にもギラに首相を法廷侮辱罪で失職させているし、途上国としては三権分立が成り立っている。
シャリフ首相が娘たちの会社を通じてパナマ経由で莫大な財産隠しをしていた等々で、野党がシャリフの解任を訴えていた。にもかかわらず調査は進まず、もう政権が倒れる倒れると言いながら約1年以上、続いたかね。
今朝は在パ日本大使館から、首相の支持者と野党が乱闘になるかも??というので、注意が出ていたが、街中は静かなようだ。 我が家は最高裁判所や国会に近いので一応、神経はとがらせていたが。

モンスーン真っ只中、1週間に3日くらいは未明にしょぼしょぼ雨に見舞われる。洪水になるほどの大雨も困るが、このしょぼしょぼと上品に降る雨にも困りものだ。草木のためには喜ぶべき雨なのだが、午後4時くらいには37℃くらいになって耐えられない蒸し暑さとなる。でも、ザルダリ政権の頃のように1日8~12時間という停電はなくなり、水をかぶって体感温度を下げて凌ぐ生活にはなっていない。
ナワーズ・シャリフ政権もパナマ・ゲートで倒れる、倒れると言われながら、この1年、持ちこたえている。
安倍も支持率が下がったとはいえ、まだ持ちこたえている。一国のトップになろうとするような人間は、とにかくしぶとい。しぶとい、ふてぶてしい、ずうずうしい、厚顔無恥。
実に羨ましい。

ラホールで警官を含む30人が死亡、大規模なテロで国内の武装勢力が犯行声明を出したと言う。
イスラム国が建国声明を発したのは2014年だったかな。以来、パキスタン国内ではテロが激減していたが、アメリカやロシアなどの尽力で??イスラム国の戦闘員が追い詰められ、イスラム国は破たんに面している。そのせいなのか・・・パキスタン国内からイスラム国へ応援に行っていた武装勢力が帰って来た可能性が高まったのかも。ということはこの4年、静かだったパキスタン国内、アフガン国内が再び治安悪化に傾くということか。

前回、TVを見たのは何時だったかしら?と思うくらい、めったにTVを見ないオバハンだが、昨日は都議選の結果と、将棋の藤井4段の対戦詳報を見たくてTVを付けた。
TVの画面で見えたのは・・・緑色一色のみ。早い話がめったに見ないTVなので気が付かなかったが、壊れているのよね。まいった。
結局ネットで自民党の惨敗を知って快哉を挙げ、藤井4段の負けを見て残念の思いを深くした。

安倍は、「自民党に対する厳しい叱咤と受け止め、深く反省」とか、「安倍政権に緩みがあるのではないかという厳しい批判があったのだろう」述べているが、違う!違う!と言いたい。
もちろん自民党に対する批判はあったろう。 だが、あの結果はモロに安倍に対する批判だ。「だろうと」か、「自民党に・・・」なぁんて言っている安倍は現実を直視していないわ。
そもそも、反省なんかしていないな・・・
安倍は驕り過ぎて、都民(国民)をバカにし過ぎた政権だ。
都民ではないオバハンだが、都議選の結果にはチト安堵した。小池都知事の都政に対する実行力と言うか、様々な決断には難しいものがあろうと思うが、まずは頑張ってもらいたい。

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