2017年03月

「森友」騒動で一つだけオバハンに解ることがある。 
安倍総理夫人が、お友達の籠池夫人に出したたくさんのメール。ネットの記事でしか知らないが、ほぼ毎日のようにメールを出しているではないか。 その中で「祈っています」という書き込みが度々見受けられ、そのことに社民党の福島さんが「祈っています」というフレーズに「怪しさ」を感じると反応したのだろう。
宗教心の薄れた現代の日本人には想像もつかないだろう。だが日々、宗教心の厚いイスラーム教徒に囲まれ暮らしているオバハンなので、安倍総理夫人の「祈っています」には、すぐ気づいた。
これは、「私はアナタのことをとても気にかけています。だから常に神様にアナタの幸せを祈っていますよ」という、リップサービスなのだと。そして支持者の多くにも「祈っています」とメールをしているのだろうなぁと。
しかし、安倍総理夫人は私人とは絶対に言えない。私人であると言い切る官邸、官房長官の苦衷が手に取るようだと、一般人のオバハンなどは思うが、こんな程度のことは「カエルの面に*****」でないとやっていけない立場なんだろうなぁ。

それにしても総理夫人もなかなかだ。総理・夫人共にオバハンより若い年代は「あんなもんかなぁ」と言う気もする。一昔前の総理夫人とは格段に軽い。軽すぎる。

昨夜は知り合いの国家公務員の「国益優先」「上司の命令最優先」についてチト触れた。そこで、あらためて官房長官というのは、国家に対する全ての火の粉を消す役割であると思い知った。顔色一つ変えることなく疑惑に対して「忖度以前のゼロ回答」静観と。ここ最近では「最高にデキル」官房長官だろうな。公務員は公僕などではなく、選ばれ上しか見ない立派な人たちなのだ。

しかし国民もバカではない。なぁ~~んにもなければ国有地をめぐって優遇以上の措置が取られることがないと知っている。 100万円の寄付はさておき、国有地払い下げの事実を明らかにするべきだ。が……国家公務員たちは一丸となって、関与を否定しまくるだろうな。籠池氏はトカゲのしっぽにされる可能性大だ。

独立宣言記念日は快晴で、外気温は28℃にまで上がり、町中が若芽・新芽に包まれ、花の香りでむせ返るようだ。梨の花は当然、満開。何種類ものつる草に絡まる白い花々が妙玄な香り重ねる。パキスタン国花はジャスミンの花だが、そのジャスミンより数倍も奥行きのある香りに包まれる毎日。幸せの一言に尽きる。

3月23日パキスタン独立宣言記念日、数日前から市内は超厳戒態勢。きょうは終日ネットのつながりも悪かった。
この1年、動く画面を見ると眩暈がするのでTVを見る機会が激減している。(悔しいが)高い視聴料を払ってNHKを見られるようにしてあるのに、何ともくだらない(手抜きの安っぽい)番組ばかりでTVを見ようという気にはなれない。代わりに、この4年近くはタブレットで本を買いまくり1000冊は読んだ。しかし本も面白いと思えるものが減った。世の中、日本全体が総じて小粒化しているような気がしてならない。国際力の低下もやむなし……等と、ぶつぶつ言いながら今朝は「独立宣言記念日」のパレードを見ようとTVをつけて思い出した。TVを見るのは昨年の「独立宣言記念日」パレード以来だった、ちょうど丸1年もTVを見ていなかった。
もっともパレードの始まる前にNHKでは、籠池さんの証人喚問を映していた。
過日、オバハンの日本語解釈能力は最悪で、家族からの顰蹙をかっていると書いたが、実は日本の(いわゆる)常識に関しても酷くズレてると、顰蹙をかっている。日本で暮らして来たよりもパキスタンでの生活が長いのだ。パキスタン化しているのは避けられない。
そんなオバハンなので、本日の国会証人喚問(森友問題)の一部を見ていただけだが、なんとも理解が及ばない。極論を書くなら、分かったことは民進党のナントカ議員の質問下手と、首相夫人の秘書的な人から森友学園が受け取ったというFAXの説明と、ナントカ大臣に会った時に「金券」の入った封筒を渡したら突き返されたというくだりくらいか。
オバハンの認識では、与党の実力者などにお目にかかれたら、「お時間を取っていただき有難うございました」の意で、相談に乗ってくれた弁護士への謝礼のようなつもりで幾らか渡すものだと思っていた。 それが違うと??

オバハンの知っている国家公務員の中に、常に国益だけを考えている立派な人がいる。その人はオバハンなら赤面するような場面や「ウッソ~でしょ!」と言うような場面でも、顔色一つ変えることなく国益優先・上司サマ命令最優先で対応する。国家公務員はそうあるように訓練されるのだという。

大昔からオバハンの日本語能力は最悪だった。正常な理解能力に大きく欠けるので、家族からの顰蹙を買いまくっていた。だが、オバハンの解釈違い程度では周囲に迷惑をかけることもなく、今日まで何もなく生きて来られて幸いだった。
しかし……今日この頃の……「記憶に基づいた答弁であって、虚偽の答弁をしたという認識はない」とか、PKO派遣部隊の日報には「戦闘」と書かれていたのに、「武力衝突」と言い換えて答弁する大臣。石原慎太郎元都知事の、百条委員での証人喚問で「ひらがなさえ忘れました」との言い草には、まったく凄いと感嘆する。
もしかしたら、この「感嘆」という単語の使い方も間違っているのかもと、不安になるオバハンだ。恥を置き忘れてしまえば、世の中、言うたもん勝ちになるなぁ。

この分では、「共謀罪」やの「テロ等準備罪」などの法解釈も恐ろしいことになる。「テロが発生し、いろんな事件が頻発している。起きてからでは遅い。あらかじめ対応することが、政府・与党の責任として当然のことだ」というのは反面正しいが、近年の日本政府の法案などに関する日本語解釈には、幅がありすぎて恐ろしい。

日本では5年おきの国勢調査だが、当地では昨15日から20年ぶりに国勢調査が始まった。3月15日~4月15日までの在住パキスタン人、および6カ月以上在住の外国人にも適応されるという。
在パキスタン日本大使館からの国勢調査に関する「注意喚起」は、調査員を装った者が訪問する可能性も考えられるので、調査開始前に、調査員の所属及び身分証明書を確認する。調査の対応は、出来るだけ敷地出入り口門付近又は玄関の外側で対応する。調査の対応は、出来るだけ1人では対応せず、警備員や使用人等を同伴させて対応せよと。治安の悪い当地にあっては1件の事故でもあってはならないとする上での注意だ。
南部のカラチやシンド州ではすでに酷暑だが、当地は酷暑には遠く、調査員も野外での対応にも負担が少なかろうとは思う。調査員はパキスタン統計局等からの118,000人。軍からは175,000人の兵士が動員されて調査員に付き添う上、セキュリティをカバーするためにさらに各調査には1名の軍人が付き添って来るというなかなかの布陣だ。パキスタン教育省の発表では、国民の識字率が上がったと言うが、それでも男女合わせた平均識字率は、まだ57%程度だ。調査員たちが能率良く調査をするのも大変なことだ。
国連の推計による当地の人口は196,744,376人で世界第6位。80年代半ばまでの人口成長率は6,6人だったが、80年代半ばより徐々に下がり始め、今は3,65人の成長率となっているが、それでも日々、1万1200人からの増加を続けている。


物見高いオバハンの目下の関心は「森友問題」だが、さて、この先どうなるのかと、日本のニュースに目が離せない。本当はそんなことよりPKOなどに関心を深めねばならないのにね!

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