2016年07月

昨夏からフンザへパキスタン国内からの観光客が押し寄せ、大変な事態になっている。

ここ数年は治安悪化や、数年前にギルギットと中国々境との中間に出来た東西数km、南北30㎞もの堰止湖の出現で中国への道路は途切れていた。 当然クンジェラブ峠への道路も船で渡らないといけないなど、中国商品の輸入が閉ざされた結果、ギルギットヘ来る商人や観光客は激減、住人の生計は圧迫されていた。

ところが昨夏からツィッターやFBでフンザの様子が紹介され、もともと「流行もの」に飛びつく気質のパキスタン人が大挙して押し寄せ、大賑わいになってている。 いやいや・・・・・・賑わっているなんて生易しい状態ではないと、フンザの住民たちは泣いている。ゴミは散らかしほうだい、普段でも足りない食料品の不足・高騰。
おまけに限られた宿泊施設に入れない人でモスクや民家にまで人はあふれ、道路上で夜を明かす人も数知れず。
フンザの手前にはチェックポストが出来、1日3000台以上の車を入れないと言うので、カラコルム・ハイウエー沿いでフンザ入りを待つ車が数珠つなぎだった昨夏に続き、今夏はさらに混乱をきたしていると言う。
年間3000人くらいしか居なかったフンザへの観光客が、GB州政府の発表によれば秋までに25万人の国内観光客であふれ、来夏は50万人に達するであろうというではないか。
そこでGB州政府は学校を無料の宿泊所として開放すると昨日のニュースだ。

まいった、まいった・・・。フンザへ行くならテントと食料持参でないと宿泊不可能だな…。

未明から雨が降り始めた。いつもは1時間ばかりで止む雨が、珍しく5時間も降り続いている。きょうの雨は範囲が広いようで気温が凄く下がった。PCに触れる。嬉しい。
先週も金曜日には厚い雲が垂れ込め一時間足らずの雨だったが、気温が下がったので「ヨシ!行こう!」と根性を入れ、買い物に出かけた。ついそこまでの買い物に「根性」がいる社会・・・・・・
実は、この買い物、1か月半ぶりの外出でもあった。暑い上に治安の悪い折柄、気軽に買い物に出る根性もない。

それにしても…… 先般のフランスでのトラック突入テロ事件。
テロは新しい局面に入った。 テロを起こすのに銃や武器弾薬は不要だという、恐ろしい現実を世界に知らしめた。 そして社会に不満を持つ誰でもが、その気になれば簡単にテロを起こせるということに。

昨日、本当に久々にTVニュースを垣間見た。日本では急激にテロに関しての関心が高まり、海外で働く中小企業に対しても商工会議所が中心になって、日本政府および各国が得たテロ情報などを共有していく…みたいなニュースだった。
テロ続発で今後は世界中の治安当局の権限が強化されて行くことになるのであろう。反政府的な発言者、疑わしい人物の監視、捜査当局がパソコンや携帯電話内の情報を容易に取得出来るようになって行くのは、ある面、恐ろしい。
テロ防止、治安維持のためという大義名分を振りかざせば、人権などはどこへ?の戦前社会の再来ではないかと案じるのだ。

都民ではないオバハンなので、東京都知事の選挙に一喜一憂をすることもないのだが。民進と野党連合とやらは、知名度さえ高ければ「勝てる」と思っているのかな。なんだかチト情けない。
オバハンが一番、応援したい宇都宮さんは不出馬宣言。残念。


以下、久々に面白い動画だったので、掲載。世の中には凄い、天才的な人が要るものだと感嘆!!。 大手メディアでは放送されない動画とあったが、世の中には大手メディアには載らない真実の報道がたくさんある。[ マスコミに載らない海外記事 ] などは中でも秀逸だ。
面白いと思った人は、大いに転載してみよう~~~

https://www.facebook.com/431647677026845/videos/520064098185202

参院選が終わった。自民党が憲法改正に必要な3分の2を参院でも確保した。
選挙前の事前調査で、年配者たちよりも若い人たちに改憲の気が高まっているとあって、実は凄く驚いた。
自民党は、秋の臨時国会から憲法審査会で議論を進め、民進党を初めとする野党にも理解を求めていくとしているが……結果ありきの議論では、そしてどうしても改憲したい安倍であっては、悲しいかな結果は見えている。改憲反対派がどこまで踏ん張れるのか、単なる時間の問題だけかもしれない。

1か月ほど前に(本当か嘘か確認は出来ないが)、ISが『キルリスト』を公開したという。そのキルリストには約8318人もの名前があって、大半はアメリカ人であるが、うち約70人が日本人だという。おそらく日本人の中で、「反イスラームを訴え、対策を講じる立場にある政府の関係者」ということになるのであろうか。

15年くらい前までは援助大国の日本だった。途上国での無償援助などで「日本」の国名は一般庶民にまで好意を持って受け入れられていた。日本からの援助専門家や技術者は皆が皆、争わない穏やかな方々であった。世界中の途上国で、平和的な日本人として尊敬を受けて来たであろうことは間違いない。

日本は戦争をしない国として憲法9条を頑なに守って来た。これまでの日本は平和主義だった。
だが、日本政府が安保法(集団的自衛権)により、日本は、アメリカとともに戦うことを世界に宣言して以来、その宣言はISなどイスラムテロリストに対しても届いているに違いない。届いていない方がオカシイ。
憲法9条を守っている平和国家の日本人であるから、テロリストに狙われないと考えることは勘違いも甚だしい。だが、だからと言って憲法9条を変えて良いということには繋がらない。
憲法の改正により、これからの日本はテロリストからアメリカと同一視され、今後はますます命を狙われて行くことと覚悟をするべきだ。

断食月が明け2日、糸のような新月が僅かに幅を見せた。きょうは家の前の通りにも行きかう人が少し見えた。治安の悪い折でもあり市内は緊張が続いているが、今のところ首都圏ではさしたる大事件は起こっていないようだ。

ダッカのテロ事件から1週間、重傷を負ったものの、お一人だけ助かった日本人の方があって、その生死を分けたのは何だったかと事件初日から気にかかっている。 そして助かった人質たちが暗誦させられたのは、クルアーンのどのスーラ(章)なのかとも。
生き死にはアッラー(神)の御心によるものとはいえ、治安の悪い国で生きて行く「命根性の汚いオバハン」は、クルアーンのどの章を暗誦出来れば助かるのか? やはり知りたいと思う。

クルアーンが神の言葉そのものであることを信じることはイスラーム教の信仰の根幹である。 クルアーンは全章114、約8万語もあって、全部を暗誦すると3~4時間はかかると聞いている。そのクルアーンの中でも最重要とされる最初のスーラ(章)は『開端章』であり、全イスラーム教徒必読(必誦)なので、おそらくテロリストたちはこれを公誦させたのであろうと想像するが、どうであろうか。

かって、日本人たちはイスラーム圏の人々から嫌われることも少なく、ましてや敵対して来るイスラーム教の人々も稀だったと思う。どこが分岐点となったかと言えば……やはり日本政府がアメリカに追随するテロ政策、イスラームに対抗しているとみられる政策を掲げるようになった時からであろうか。

ダッカのテロのような不幸に遭った時のことを想い、そのリスクを少しでも減らそうと思うなら、ポケット版のクルアーンをパスポートに挟んでおくだけではなく、クルアーンの最初の部分でも暗誦できるようにしておくべきかも……と、姑息なことを考えている。

以下、参考までにクルアーンの最初の章・・・・・・

ビスミッラーヒル ラハマーニル ラヒーム(慈悲あまねく慈愛深きアッラーの御名において)
アルハムドゥ リッラーヒ ラッビル アーラミーン(万有の主,アッラーにこそ凡ての称讃あれ)
アッラハマーニル ラヒーム(慈悲あまねく慈愛深き御方)
マーリキ ヤウミッディーン(最後の審きの日の主宰者)
イイヤーカ ナアブドゥ ワ イイヤーカ ナスタイーン(わたしたちはあなたにのみ崇め仕え,あなたにのみ御助けを請い願う)
イヒディナッスィラータル ムスタキーム(わたしたちを正しい道に導きたまえ)
スィラータッラズィーナ アンアムタ アライヒム ガイリル マグドゥービ アライヒム ワラッダーッリーン(あなたが御恵みを下された人々の道に,あなたの怒りを受けし者、また踏み迷える人々の道ではなく)

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