2013年03月

昨日の新聞で……  どこやら海外の会社とパキスタン国内最大の通信技術(ICT)企業が提携、「衛星ブロードバンド接続サービス」で、(03bへの接続サービスとやらが受けられ)光ファイバー並みの高速性と低遅延が特徴だって。 誠に結構な提携とは思うが、その前に1日8回8時間の停電をなんとかして欲しいものだわ。停電になるとPC自体にはバッテリーがあってナントカなっていても、サーバー落ちになってしまうからネットには繋がらん。首都でさえ平均して1日8時間もの停電、地方都市では12時間から16時間… 幾ら光ファイバー並みの高速であってもなぁ…  3日前は朝8時半から昼の1時まで臨時停電だった… 

過日、任期満了で国会解散をした政府は、我々は内政諸々につき「努力した」って威張っていたが、停電は皆目解消されないし、CNGガスもない、燃料や物価の高騰ひどすぎる。首都内でのピストル強盗が増えて当然だわ。少しでも暗くなったらウロウロ出て歩くな!!と家人にも言われたが。

それにしても5年間の任期を満了し解散した国会だったが、5月11日(予定)の総選挙に向け熱い選挙運動らしきものがナイ~~~  町全体が醒め(冷め)ている。候補者の看板が乱立しているわけでもないし、(ほ~~~ら! 停電になった…まったくなぁ。でPCを閉じて休憩)

候補者たちは5月に予定通り選挙があると踏んではいない様子と見受けられる、国政の行く先は??だわ。

2月末に喉の痛み少し、風邪のひきかけかと思える症状、熱ぽいなぁと思いながらも所要があって日本へ向かったら… マスクで厳重に防護し薬も飲んでいたが北京(機内)で悪化させた。結局、日本では想像を絶する?酷い咳の度に骨折したかのような激痛、身動きもままならず最低限の仕事だけを済ませて帰パ。まるまる1ヶ月を大損した気分。ようやく今朝は27日ぶりに、せめて半日でも仕事をしなくっちゃ…とPCを立ち上げた。歳を取ると、たかが風邪とはいえ余病も併発して治りが悪いとしみじみ思って悲しい。普段は家人が風邪をひくたびに鼻先で嘲笑っていたのを反省。今までが元気イッパイの人生だっただけに情けない。

オバハンがパキスタンへ帰り着いた翌日、ムシャラフ大統領が4年間の海外亡命生活を終え帰パ。5月11日(予定)の総選挙に出馬すると。かってはムシャラフの大ファンだったオバハンだが、大統領の地位を勘違いしたような強権を発揮し続けた最後の2年間の政治生活を見ているだけに、帰国を喜んで良いのか何なのかちょっぴり複雑な気分だ。
ただ…言えることは、再びムシャラフ元大統領を必要とする「国」がムシャラフの帰国を可能にし、現大統領ザルダリに見切りをつけパキスタンを自由に操れるコマを手中にしたいと考えたのだろう… 
ムシャラフがアメリカの言いなりになって対テロ戦争の先頭に立たされたこともあって、テロ勢力からは「暗殺」の宣告を受けているが、ムシャラフが「暗殺」されることもなく政治の舞台に戻れれば、どこの「国」がムシャラフ帰国の「絵」を描いたのか1年もすれば判ることだろう。すでにムシャラフが下院選に立候補する2地区が決まっているという。

PPP(与党、パキスタン人民党)による連立政権が5年間の任期を満了した。当初3ヶ月ももたないのではないかと危惧された政府だったが、アメリカ様の強力な後押しや金、邪魔者を容赦なく消す強硬路線によって数々の失政や腐敗モロモロ、すべてを乗り切って来た。民主選挙で選ばれた政府が任期をまっとうしたのは、パキスタン65年の歴史上、初めてとなるらしいが、真の民主主義とは言い難かったのを国民を初め「大国サマ」も知っている。

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