2010年06月

参院選告示。ウチ(NWA 日パ・ウエルフェアー・アソシエーション)の理事「たしろ かおる」が本当に出馬した!

在外投票用紙は10日以上も前にオバハンの本籍地である○○市から書留速達でパキスタンへ送付されて来、何やらたくさんの注意書きと、投票用紙を入れる封筒が幾つも。 市町村によって選管の取り扱いが若干異なるようで、事務所の相棒には千葉県の市町村から、懇切丁寧に返信用の封筒には宛先など等も書かれてあるものが届いた。オバハンの市町村からは素っ気無い返信(参院選用の特別の封筒)が同封されていただけだ。まぁ、自分で字は書けるし支障はないものの、いろいろ比較すれば「心遣い」の差が歴然だ。

日本から同封されて来た注意書きによれば、投票用紙を入れ間違えると、大切な1票が無効になると言うから、封筒の表裏を何度も何度も確認、超緊張。 封をした後でも何やら不安で…。
さらには「在外投票用紙在中」なる薄緑色の中形封筒が、当地の郵便局(郵便取り扱い者)の目を引きそうで、こんな目立つ封筒で日本へ届くのかと不安が増幅… おまけに封筒の外からの手触りでは、なんだか「若干の現金」でも入っていそうな感じ… まるで盗んで下さいとでも言うような封筒やんか…と、考えれば考えるほど疑心暗鬼。(パキスタンの郵便事情は昔から比べると、とっても良くなったが、それでも紛失の危険性が皆無とは言えない)

とりあえず1票でも落とさないためには、無事に日本へ届いてくれないと~~~~困る。 そう思って昨夜帰日のお客さまを捜したら、おられた!!  「お願いします~これこれ、こういう訳で~成田で投函して下さい」 と、事務所の相棒の分と共に2票が日本へ向かい、今頃は成田到着の予定かな。 途中で飛行機が落ちませんように~~

ついでに「たしろ かおる」の平和を希求する気持ちの強いことや、モロモロを説明、比例区で投票予定の方が なければお願いします~と、1票もお願いしてみた!!  比例区では投票予定者ないというお返事、「必ず投票に行きます」と。良かった~~ 
何でも言ってみるものだわ!!  

うう~~う 暑い。言うまいと思いながらも、つい口に出てしまう。
湿気もやや増したようで、外仕事には汗を伴なうようになって来た。外回りのスタッフたちは汗ビッショリで事務所へ帰って来、大きなグラスで冷たい水を一息に飲み干している。
この暑さだもの、上部フンザに出来た湖の水位が一気に1mも上昇、ゴジャール地区の村人たちも水没を案じ始めた。しかし軍隊は湖の放水路を広げるのにも躊躇をしている。もしも…失敗したら決壊に至るのでと踏み切れないようだ。決壊したら、まさしく大被害が生じるものな… 湖を決壊させずに上手く水を放流させる手立てを考え悩んでいる間に半年近くも経ってしまった…というのが実情だ。
おまけに政府の命令にしたがって避難した村人たち3万人からの、日々の生活物資の運搬にも負担が大きいと、政府は頭の痛いところらしい。しかし実際に湖が決壊したらカラコルムハイウエーは寸断され、北方地域全般への物資は途絶える。いまから相応の備蓄を人々は考えるべきではないのか? だが、考えて見れば日々、食べるだけが精一杯の人々に備蓄など不可能だ…

過激なオバハンなどは、カノン砲(大砲の一種)は何のためにある!! 戦争で人命を損ねることにしか使うことを考えていないから、こういう事態になる。水がまださほど溜まっていなかった春先にカノン砲や小ミサイルでも撃ち込んで、放水するべきだったと言い募って周囲から顰蹙を買ったが、村人たちも同じ思いではなかったか。



アフガンのカルザイ大統領が日本で、「誘拐・拉致されている日本人の解放は近い」と、良い格好を見せたようだ。だが現地の警察署などでは日々の情報は混乱と。
ただ、今回は日本政府が身代金を支払わず、アフガン政府が数千万円とか数百万円とかを支払うらしい。けれども常識で考えればアフガン政府にそんな余裕のお金はなく、結局は日本の支援金の中から支払われるに過ぎないのではないか。身代金を出すポケットが違うだけで、中味は同じだ… 
常岡さん本人は、某紙の電話取材に「前例を作らないためにも、身代金は支払わないで欲しい」と言ったという。 後々、「支払わないで」と言ったのに、支払ったのはそちらの都合と勝手などと裁判沙汰にでもなったら… 
何時だったかのイラクで拉致された日本人4人も、日本政府が勝手に帰国の航空券を手配したのだから支払わない等、裁判沙汰になったことの上に重ねてしまった…
もっとも命はお金では買えないが、後味の悪い「行方不明」と言える!

先週の涼しかったのが「ウソ」だったと思えるほど、きのうから気温が上昇中。大本営の発表(天気予報)だから、どこまで信じたら良いのかわからないが…今朝からの酷い暑さからすれば46℃にはなるかもしれない。そして明日と明後日は49℃だと。イスラマバードで49℃になることはないだろうから差し引いて勘案するとしても…相当の暑さにはなりそうだ。 やはり6月下旬、1年で1番暑い夏至の天候だ。さすがに、この気温下では早朝ではあっても、野外大バザールへ1週間分の野菜の買出しに行く気は失せた。

この気温下では、上部フンザに出来た湖を取り巻く山々からの氷河の融水は、一気に増えるだろう… 気温が上がり出した一昨日からは、危機感を募らせた湖上流部の村人たちが、軍隊をアテには出来ないとして放水路を広げる作業に自主的に参加し出したと。


「リーダーに敬意を表します」
きのうはべナジールの誕生日だったとかで、パキスタン各地で色々な行事。合わせてTVではベナジールの生い立ちから暗殺に至るまでの短いコマーシャルが何度となく延々と流された。コマーシャル料金はいったい幾らくらいかかるのであろうか?   
パキスタン人民のための党と称するPPPが政権を取って即座に実行したのが、貧しい未亡人や国内避難民への配慮。 ベナジール・ナントカ支援基金だったかに登録され、ベナジールの写真付きのカードをお店で提示すると1000ルピー分の買い物が出来るという(毎月なのか半年に1回なのかは知らないが)。 いったい何人、何千人、何万人の人が基金に登録されているのかは(誰に聞いても)知らないが、TVで人々は「ベナジールは立派なリーダーだった。敬意を表します」と。
へそ曲がりなオバハンなどには別の見方もあるが、ここは大人に徹して何も言わない。

先般の涼しさは何処へやら… 3日前から徐々に気温が上がり出した。きょうは40℃を少し超えたかと思う。
イスラマバード在住の日本人有志女性たちの活動されるボランティア団体、「ジャカランダ(春に薄紫色の小花を咲かせ、街路を霞のように彩る)」が、 (日本人会で)かき氷大会をすると。そして、そこでギルギットの女性たち手づくりの小袋に入れた岩塩やスパイス、紅茶などを売って下さると。

ジャカランダの会からはギルギットの女性たちへの支援にと、手回しのミシンや布などもご寄付下さり、普段から色々なご支援を頂いている。

今回もNWA活動のパネルを「かき氷」の会場へお運び下さって宣伝に努めて下さった。売り上げは上々!!宣伝もバッチリ!!  ご支援に深謝いたします。

東京は気温が31℃、名古屋では32℃で真夏日になったと。対してパキスタンは確実に異常気象だ! 
この最酷暑の季節にイスラマバードの最高気温が一昨日も、昨日も34℃しかない。ようやくきょうは快晴で気温は上がっているが、それでも40℃には遠い!!  とにかく暑くないので超出不精なオバハンでさえも気軽に買い物に行ってみようかと思えるのだ! もっとも必要最小限しか出かけないし、買い物は日々の食品だけと、テロに巻き込まれないよう20分ばかりで済ませてはいるが。
パキスタン全土の気温を見ても、この2~3日は平均して10℃も低かった。何時間もの停電で、扇風機からの風も途絶えがちな中で暮らしている者にとっては大層ありがたいが、作物への影響はどうなのか?等……と案じられる。 

母子センターのあるギルギットでも最高気温が23℃だ。例年ならギルギットでさえも40℃にはなるというのに。で、今夏は気温が低く山々の氷河が融けなくて一安心と思っていたが、昨日の湖への流入量は6200キューセック(1秒間に流れ込む水をcubic feet per second (28.317 litres per second)という)だと。  となると、今までの政府発表はオカシイとオバハンには思えるのが… だってピーカンに晴れ氷河の融水が多い筈の時に2000とか3000キューセックと発表していたものな…
何事につけ、大本営発表は丸々信じてはいけないのかも….


キルギスから2遺体と共に全学生が軍用機2機に乗って帰国して来た。男子学生は全員がシャツとジーンズ姿で、パキスタン服の者はいない。女性は当然のように被り物をしているが、自宅の内にいるように薄い被り物だけだ。 中にはジーンズ姿の女子学生もいてカメラマンの目を惹いたのか、TVで放映されていた。学生たちは全員が帰国出来たらしいが、キルギスにはまだ100人ものパキスタン人が残っていると。


さて、3月末にアフガン北部で誘拐・拉致??された常岡さんの生命の無事が確認されたと、早朝に友人からのメール(毎朝5時半には事務所に出ている)。まずは良かった。

↑このページのトップヘ