2010年01月

またまた出ました~~~  過日のクリスマスにアメリカであったの飛行機爆破テロ未遂事件は、息子の嫁ハンが「きっとイエメンを攻撃するための理由付けですね…」と、言っていた通りになった。 ブッシュ時代と同様、オバマは物事の真実を見つめようとしない国民を相手に、何時までアルカイダの脅威を言い続けるのか?   
どこの国においても反政府武装勢力というものは存在するだろう。反政府武装勢力だからと言って、そのすべてが悪いわけでもない、政府やその後ろに存在する大国に対しての正当なるレジスタンス活動であることも多い筈だ。

それらの活動をもひっくるめて、存在するのか、しないのか判らないアルカイダなる名称を未だに言い募り、イエメン政府に対する軍事協力を強化し、イエメン国内にあるアルカイダの拠点に攻撃を進めるだと。 アフガンやパキスタンに対したやり方とまったく同じことをオバマはイエメンでも試みるらしい。

考えてみればアメリカにとっての「沖縄基地」と同じものを、世界各国に展開しようとしているだけだ。アメリカにとってアジア太平洋での戦略は、在日米軍と基地がなければ成り立たない。 同様にアメリカにとって、ロシアや中国、そしてアラブの国々を睨むためのアフガンやパキスタンは、絶対に手放せないものだ。

過日はイスラマバードのアメリカ大使館がイラクに次ぐ世界第二の規模だと書いた。しかし、今、アラビア海に面しペルシャ湾にも近いカラチ市に作っているアメリカ領事館は、その規模を上回るのではないかと思われる。ゴルフ場や野球場、果てはアメリカ人たちにとって必要な数々の娯楽施設、何のために3000人もの人間が住めるアパートやマンション群が領事館の敷地内に必要なのか?  「基地沖縄」がパキスタンへもやって来るのだ!!
この「パキスタンの沖縄基地化」に反対をすれば… 火炎瓶の1個も投げれば… 我々は武装勢力とみなされるのであろうか!

夏のザ・ボディショップニッポン基金に続き、かめのり財団から「かめのり賞」を頂けることになった。
かめのり賞とは、「交換留学、文化・スポーツの青少年交流、語学教育など、日本とアジア・オセアニアの相互理解の増進に草の根で貢献している方々の活動を顕彰し、支援する」という目的で設立されたもので、今回が3回目となり、NWAは長年の実績が認められたようだ。
というか、日頃からさまざまなご協力を戴いている「NPO日本・雲南聯誼協会」から推薦書を頂き、NWAの事務局長の尽力が大きかったと言い換えるべきだ。

日本経済は景気が悪化し寄付などが少なくなる中、かめのり賞で頂ける50万円は非常に有難く、現在準備を進めている算数教室などを中心に活用したいと考えている。  前にも何度か書いたが、貧しい家の親たちは日々、食べることに必死で大概が識字には縁遠く、自分の名前の読み書きが出来る程度であることが多い。当然、子どもたちは家で勉強を見てもらう機会がない。
結果、3年生の算数で落ちこぼれ、学校へ行かなくなる。落ちこぼれた子どもたちの多くは畑を手伝ったり、近所へ子守に出ながら成長して行く。中には口減らしのために神学校へ送られる子もある。

神学校でイスラーム学やコーランの朗誦を習うのは良い、しかし中には過激で狭いイスラーム知識を教える危険な導師もいる…。 子どもたちを危険なイスラーム思想から遠ざけ、1人でも武装勢力にしないための取り組み、算数教室を真剣に展開して行きたいと思っている新年だ。

みなさま、今年もNWA(日パ・ウエルフェアー・アソシエーション)をよろしくご支援下さい。

2010年明けました~~~が、めでたくもなし~~
年末年始、首都は厳戒体制だった… 特にシーア派のアシュラとベナジール元首相暗殺2回忌が重なった12月24日~26日までは買い物にも出られなかった。バザールへ行ったスタッフなども道を歩いているだけで警官隊に追い返される始末で、考えていた「おせち料理」も腰砕け。 常に1ヶ月は篭城出来るだけの食料を怖がりなオバハンは備蓄をしている、しかし新鮮な野菜は備蓄できない。
*アーシュラー:イスラーム暦の1月10日目の行事だがスンニー派とシーア派では、やや受け止め方が異なる。シーア派では3代目とみなされる最高指導者のフセインが殉教した日で、人々はフセインの死を大声で喚き、涙を流して嘆き悲しむ。また人々は鎖やナイフで自分の体を鞭打って哀悼の意を表現する日で宗派間の衝突が起こりやすい。 *ベナジール元首相の2回忌、思っていた以上に彼女の影響は薄くなっている。

アメリカでもクリスマスの当日、デトロイト空港に着陸直前飛行機で「爆破テロ未遂」だとニュースで大騒ぎだったが… 爆破未遂犯の反対側、右列の窓側に座っていた男性が中央列の座席を飛び越え、容疑者に飛びかかって、格闘、制圧したと。 何でも疑うのは良くないけれど、まァ、なんと都合よく犯人を取り押さえられたこと!!!マッチポンプ的な感じだわ。

その事件を受け、オランダはスキポール空港の保安検査強化。衣服の下を透視できる全身スキャナーの使用を開始すると発表。 爆破未遂犯はスキポール空港で航空機を乗り継ぐ際、金属探知機による身体検査と手荷物検査を受けたが、異常は見つからなかったと。 それで未遂犯が空港での検査をくぐり抜けたのかも謎が残ると…。 911同時多発テロを初め、大きなテロ事件の背景には必ず「謎」があり、近場で見たり直接感じたり出来るものには解ることがある。大概はムニャムニャ…
オバマのアメリカは何としても世界中に恐怖を与え続けたいらしい。そしてアフガンやパキスタンへの「攻撃場」を手放したくないようだ。多くの日本人はオバマがどれほど好戦的なのかを知らない。

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