2007年08月

拉致された韓国人たちが次々に解放され、他人事ながら安堵…
きょうのコメント(書き込み)にもあったが、アフガンでは都会でも朝昼ともに緑茶とナーンだけの食事が常態。
ヨーグルトでも付けばご馳走。肉は結婚式や遠くから客人が来た時のみ、また米が食べられるのも特別な日だけだ。その中で、たまには果物やサラダを、野外のトイレへ行く人質にはトイレットペーパーなどの用意もしてと、女性の人質が多かっただけに、思わぬ世話をすることになったタリバーンは戸惑ったことだろう。
韓国人たち解放条件の、「本当の合意」内容については些か気にかかるが、それも追々分かるのかな?


さて、アフガンのカルザイ大統領が、アフガン国内で急増するアヘンの生産について、「国際社会を非難した」との報道には、唖然としているオバハンだ。
「国際社会はアフガンの麻薬に対抗する努力を、一段と調整しなければならないと強調した」と言い、「アフガン政府軍が支配を強めている州ではケシ栽培が減少、またはゼロになっている」いうが… カルザイ自身もアヘン生産で儲けていると言われている、その張本人が言うセリフかい!! また、オバハンが知っている限りでは、政府軍の支配地でもケシ栽培はイッパイあるからなぁ~

おまけに「アフガン問題に対する責任の一端は、麻薬密売を阻止できない世界にあるとし、ケシ栽培がアフガンに責任があるのは間違いないが、密輸を行っているのはアフガンではなく世界だ。国際社会とその人たちが密輸をしている」と述べたというから、カルザイの理論は三段論法だわ。
売春する方が悪いのか、買春する方が悪いのか?という理論に似ていなくもない、思わず笑ったね……

先日の国連、薬物犯罪事務所(UNODC)の発表を踏まえての演説は、国際社会に「もっとアフガンへ注目を! 世界は復興のための支援金を」と、大統領にこれを言わせたいためだったのか?
ま、カルザイは言い分はムチャクチャだわ。この調子で国家がまとまらない、国づくりが上手く行かないのはパキスタンが悪いから…と、言い募ってもダメだわサ…

カルザイはアフガンの宗教指導者に対し、ケシから他の作物への転換を農民にさせる努力を強化するよう求めたと言うが、他の作物に転換させるための努力をカルザイ(政府)がどれだけしているのか?と、オバハンは聞きたいよ。
ケシから生アヘンを採る作業は過酷だが、それに支払われる日当が都会での日雇い労働の2~3倍になり、また乾燥した土地で水もなくして植えられる代替作物もない中、カルザイは何を植えろというのか。
政府に入る復興支援金で小規模カレーズを何10万個も作り、代替作物が栽培出来るようになれば、農民たちのアタマも切り替わるかも。
復興支援金を地方(タリバーンの支配地が多い)にも落とすようにカルザイ自身も努力すべきだわ。

きょうは、カルザイにムカついて長くなったな…

25日、当地英字新聞やカーブル現地紙が「2~3日したら良い知らせ」と報じたように、タリバーンは拘束中の韓国人19人全員の解放に合意。
実際の解放には、まだまだ時間がかかるのだろうが、なんとか見通しがついた模様だ……

人質19人の解放条件が政府発表のものか、どうか?は知る術もないが、「合意」が出来て良かったと思う。
今後、アフガンで突発的なことでも起こらない限り、「合意」に従って、聖なる月ラマダンの前には解放されるのであろう…

現地仄聞では…… 実際はタリバーン側も、20人からの人質の世話に手を焼いていたと……
さもありなん…

国連、薬物犯罪事務所(UNODC)の昨27日発表は、イマイチよく解らん。
アフガンが世界最大のアヘン生産国であることは間違いない。
しかし「前年の生産は6100トン、前年比34%増しで今年は8200トンの生産。
2年で生産は倍増し、毎年、過去最大規模の生産量」という、表現が分からん… 真意はなんなのかね?

オバハンの古い資料では(これもまた国連発表のものだが)
タリバーン政権末期の1999年には4500トン余りのアヘン生産が、タリバーンの最高指導者オマール師によって厳しく禁止され(タリバーン政府に税金を払えば栽培出来た)2001年春には150トンと激減。品薄で2002の夏には1kgが600$の高値。

現カルザイ政権3年目の2004年には、タリバーン政権時代のように取締りが厳しくなかったので栽培が11000トンに激増、アヘンは値崩れ1kgが100$とも50$とも言われていた。
さらにはアフガニスターン全体のアヘン生産量は世界アヘン生産の90%、アフガニスターン国民総生産の60%を占め、アフガニスターンの石油とまで表現されるようになっている。
仮に2004年の11000トン(1100トンではない)を基点に計算すると、今年は何トンの生産量になるのか? 

アフガニスターンは世界一のアヘン生産国で、それがタリバーンやテロリストの資金源になっているから絶滅を。犯罪組織の資金源だから、また人生を誤らせる麻薬だから? 理由は様々だろう。
アフガン全土での、栽培データーが取り難いのもわかる…

が、この国連の、整合性のない発表は何が言いたいのか?

毎未明は土砂降りの豪雨と強風なのに、今朝(4時)は珍しく快晴、星が見えた。
少し赤味を帯びてはいたが、すばらしく大きな満月が黒々とした樹林の上にかかっていた。月と同じくらいの大きさで水星だか、木星だかが見えるというのは(あり得ないと思いながら屋上へ出て来たが)きょうではなかったのか?
しばらく冷たい微風にあたりながら、アチコチから流れて来る礼拝への呼びかけ声、アザーンを聞いていると、心に満ちて来る何かがあって、とっても得をしたような気分だわ。

アフガンで拉致されている韓国人たちも、2度目の満月を眼にしていることだろう…
午後には砂塵を舞い上げるアフガンも、毎夜は満天の星。大都会の首都ですら、一晩中電気を点けているところは少なく、夜空の星数の多さ、月の明るさには驚嘆する。真夜中でも、くっきり遠くのものまでが見える感動と恐怖… また反対に言うなら、どこの誰とも知らない人たちからも、自分たちが常に見られているという恐怖か。なにしろ彼らの視力たるや我々の想像を絶し、裸眼で4とか5もあり、4km先の人間でも識別出来るし、夜でも見えるのだから…


オバハンのブログを開けてみたら、「韓国の方が書いたブログのようです。拉致された韓国人の行為をせめているようですが。彼女らは、モスクでキリストの賛美歌を歌っていたようです」と言うコメントを頂いていた。
http://j2k.naver.com/k2j_frame.php/japan/http://kr.blog.yahoo.com/eigen21/49
日本語訳は拙いが、それでも大意はわかる… 拉致された韓国人たちは、とっても無邪気に高揚した気分でアフガンを訪問していたことが読み取れる。
ただ、無邪気すぎたというか、ボランティアやツアーをコーディネイトした人(韓国人なのか、アフガン人なのか?)に、もう少し配慮すべきところがあったと、改めて感じさせるものだ。

ガズニでの解放交渉は、断食月(ラマダン)を2週間後に控え、大詰めに近づいているとして、報道陣がもう直ぐか、もう直ぐかも…と緊張し出したようだ…

チャナは、ひよこ豆のこと。たんぱく質が豊富な豆で、パキスタンでは良く食べます。
チャートは、味という意味で、チャナを香辛料などで和えていただきます。
サモサやパコーラに次ぐ、パキスタン庶民の代表的なおやつです!

それでは、お料理の始まり~!
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初めに、ひよこ豆を茹でます。
豆を一晩、水に浸し、圧力釜を使うと早く茹で上がります!

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次に、みじん切りにした玉ねぎと青とうがらしを軽く炒めます。

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トマトと香辛料も加えます。

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隠し味…というより、味の決め手!イムリー(乾燥したタマリンドの実-梅干みたいに酸っぱい)を水に浸し、その水を加えます。

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鍋を火から下ろし、そこへ茹でたひよこ豆、コリアンダーのみじん切りを加えて、和えます。

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玉ねぎのみじん切りと、ジャガイモを茹でたのも加えます。

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トマトのみじん切りと、塩も、味を見て加えます。

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お酢を入れます。

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好みで、ヨーグルトを加えます。ヨーグルトは、入れる人と入れない人がいます。

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できました~♪
左はヨーグルトなしのもの、右はヨーグルトを入れたものです!

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