2007年07月

韓国人たちが拉致されてから2週間近くになって来た… 残念ながら犠牲者も2人になった……
拉致された本人たちにも、本国で待っている家族にも長い長い時間だろう… ただ、ひたすら待つことの辛さ重苦しさ、神を信じることでしか、神の試練と思うことでしか乗り切れない状況に来ているかと思う。
辛さを乗り越えられる人にしか、神の試練は与えられない…と言うが。

過日、韓国の特使がカルザイ大統領と会談、「事件の解決にむけ、アフガン政府が取るいかなる立場も尊重する」と言った段階で、犠牲者が出ることは両者に織り込み済みとなっている。
ただ、そうなると半分は助かりました!という選択肢では、タリバーンに半分殺せば獄内の仲間を釈放させられると学習させるだけになる。結果は、白黒、どちらかしかないのか?
タリバーンを獄から釈放すれば欧米から、韓国人に犠牲者が多くなれば韓国や世界の人道活動家から、カルザイ大統領は責められる。さぁ、どうする??

しかし、タリバーンによって韓国人拉致予告が早々と出ていたことや、統一教会がカブールで大規模な宗教行事を開催し、アフガン政府によって昨夏、追放処分を受けていることなどを考えれば、今回の事件は起こるべくして起こっている。
誰しも自分の信じるもの(神)は尊いと思う。同じように行く先々の国には、それぞれの信じる神がいることを認識、尊重しなければならないのだろう。
特にイスラーム圏で、イスラーム教から改宗させることについては命がけの行為だと再認識するべきだ。海外での宗教活動のみならず、宗教についての議論も控えろ!とは、昔から言われていることだ。それほど、宗教というのは過激になりやすく危険な存在ということなのだろう。

静岡大学の宮田律先生が、「イスラムに負けた米国」という本を出された。内容についてはまだ読んでいない。編集部がつけたのかもしれない題名だが、米国が負けたと言い切る痛快さについつい触手が動く。衝撃的な題名だ。

2004年春頃から、アフガン政府は田舎の小官吏にまで国際携帯電話を持たせて外国人の動向を監視(保護)するようになった。同時期、地方の軍閥傘下の小リーダーたちも競るように国際携帯電話を持ち出した。
インフラがすべて破壊され、首都には一般電話もまばらな時期、一般携帯電話などが皆無の時期に地方では(中東を中心に使用可能な)国際携帯電話が早々と通じていた。
自分たちの動向は常に監視されている、チェックポストを通過するたびに次への申し送りもされている。他に走る車もない荒野を自分たちだけが車で走っているところを反政府派やゲリラが(外国人や部外者を)拉致する行為、誘拐が簡単になったことをオバハンは責任上、どれだけ恐怖したことか。

アメリカの下院は、30日従軍慰安婦問題に関する対日謝罪要求決議案を全会一致に近い状態で採択したと。決議には法的拘束力はないそうだが…
従軍慰安婦の事実そのものについては「いったん置いておく」として。このアメリカの決議は、ある意味、日本(安部)政府の外交下手、人間関係作りの下手さ加減の結果だという気がしないでもない。

それにしてもアメリカという国は不思議な国だ。
同盟国、日本と常々持ち上げながら、その足を引っ張ることには躊躇がないらしい…

アメリカには過去、一度も従軍慰安婦的な存在は一切なかったというのか? 
アメリカ軍の周辺にいる女性は自由意志で寄り集まり「恋愛」をしているから、あるいはビジネスをするために寄っている存在だから許されるというのか?
イラクは知らない。しかし、アフガニスターンには米軍用の女性がいた。それは自分の目で見ている。
一部は恋愛かもしれない、また純然たるビジネスかもしれない。しかし、男性に守られるように(監視されながら)うつむいてホテルに待機している女性もいた… 
そうした女性たちは「米軍のための慰安婦である」とは言わないのか? 
奴隷のように自由もなく、単なるモノとして扱われた女性の屈辱、悲哀、後々まで残る心の傷、ごく普通の生活者には想像を絶するものであろう。
(個人営業と国家営業という、「罪」の存在観を言わないことにするとして)
しかし、それらをあげつらうのなら、アメリカこそ謝罪しなければならない過去がいっぱいあるのではないか?

オバハンの大切な、大切な八升豆さま……
どういうわけか昨年も今年も、畑より庭の空きスペースに植えた方が成長がいいの。何でかなァ~~~
ちょいとしたスペースに植えた八升豆サマ、計ってみたらキッチリ10mもありましたワ。何本もが捩れて伸び、握り締めるのにもちょうどいい太さ。文字通りジャックが天まで昇って行けそうよ。

今年は、水がいっぱいある畑。水だけを言うなら、昨年よりズ~~っと条件がいい。なのに伸びない。
なんでかなぁ~~~

「あのぅ~~~ 無理だとは思うのですが、殺された韓国人の遺体写真、米軍基地から手に入りません?」
何を考えとるんじゃ?!? 何時もながらに…週刊誌というのは…
まぁ、昨夏だったかにアフガン入りを試みた広島の教師2人の(遺体)写真数枚、警察で盗み撮らせて来たオバハンの手腕が見込まれたのであろうが… 
「うはぁ~~~ こりゃぁ、凄じい… 凄すぎて日本の週刊誌には載せられません…」なぁんてことを、また言われたら、スタッフたちの努力が無になるものナァ…

拉致事件で、アフガン入りをした韓国の特使。
29日、カルザイ大統領と会談。「事件の解決にむけ、アフガン政府が取るいかなる立場も尊重する」と。
それって… 犠牲者が増えても「しょうがない」と受け止めるってことなのかなぁ? もしくは、内々で、すでに、ある程度の身代金を支払うということで話がつきつつあるのかなぁ? 
過日、解放されたスイス人??だったかの身代金は6万$とあったが。

タリバーンは新たな最終交渉期限を本日の正午に決めているから、パキスタン時間では後1時間半か。どうぞ、お金で解決ができますように… 
お金は、働けばなんとかなるが、失くした命は戻らないからな…

昨日まで、ラール・マスジッドと神学校横の道路は通れなかったのに、きょうは開いていた…。
事前に通告することでもないのだろうが、物見高いのはオバハンだけではないようで、通告なんぞしたら混乱するわなぁ~~~
で、アホ丸出しで通って来ましたワ。
神学校は文字通り瓦礫の山、山、山。高塀がなくなっているので、中は丸見え。しかし、あれだけ昼夜を分かたず大型トラックで運んだにもかかわらず、まだまだ山なす瓦礫… 酷いものだわ。
ラール・マスジッドは礼拝に向け、きれいに修復されてはいるが、神学校の哀れさ… この雨模様、何百人もの霊魂がさ迷っていても不思議ではない。

昨日はお見送りする方があって行った遺体安置所。
入り口のドアを両開きに開けた右側にズラ~~~と並ぶ4段ケース。1段には大小30~40のプラスティック・ボトル。中にはDNA鑑定を待つ、バラけた肉片が1個ずつ…
「先週は、何十体ものご遺体がマグロのように転がされていたよぅ~ 凄い臭いで吐き気をもよおしたよぅ~~」と息子。


先の金曜日は、マスジッド隣接神学校の元神学生たち数千人(一般市民も含まれる)が、マスジッドを一時占拠。元神学生たちによって一部をだんだら「赤」模様の汚らしいモスクにされてしまったが、首都開発公社は翌日、マスジッドをたちまちオフホワイトに塗り直してしまった。
バス停の名前はどう変わるのか??

さて、政府指名の新ラール・マスジッドの導師サマは、導師就任を拒否したと。
「拒否した」と言うより、拒否せねば命が危ないと言うべきなのであろう… 実際、数々の脅迫状(命はなきものと思え)が政府にも届いているという。中には氏名や団体名を挙げ、34人もの連名での脅迫状もあるというから、政府と宗教関係者・団体との確執は想像以上に大きい。 
政府はモスクを早々にも再開する考えだが、元神学生だけではなく一般市民の反発も大きく、指導者(導師サマ)の選考は難航しそう…
ラール・マスジッドのように首都の有名なモスクともなると、なかなかの名誉職らしく見入りもいいらしいが、命は1つしかない、命あってのものだね。
プラスティックのボトルなんぞに入りたくはないわ…

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