スリランカのデフォルト(債務不履行)に続く、最も危険な5ヶ国のうちの1ヶ国としてパキスタンも堂々の位置にある。パキスタンの経常赤字は174億ドル、今後3年間は毎年64億ドルもの返済が必要とか。174億ドルというのは約4兆ルピー、パキスタンの国家予算は(記憶が違っていなければ・・)8兆ルピーくらいだったから、債務が国家予算の半分だ。このあたり、経済に超うといオバハンには理解不能なのだが、過去において債務不能になった国々は多々、数あるが・・返済が不能になったからといって何処かの国に売り渡されるわけでもないし、別の国になるわけでもない。また一時的に超インフレなどで国民生活が厳しくなったとしても、国民の多くが命を失くすわけでもない。国としての格付けは下がったとしても、格付けが下がったからとして一般国民の暮らしに直接ひびくわけでもない。早い話が「債務不履行」なるものの実態がオバハンにはようわからんというのが、正直なところだ。ということであれば・・踏み倒したモノが得するのではないのか? 個人の借金であれば・・「告訴」されれば詐欺罪にあたるのだろうが、独立国であればどうなるのか?などなど素朴な疑問の連続だ。
債務といえば日本も債務は1200兆円、年々、債務は増えつつあって今や国民一人当たりの債務1000万円だとか騒いでいる。また債務金額としてはアメリカについで世界第二番目とか。ということであれば日本も大層、危険なことだと想うのだが国民全体に危機感なるものは皆無に近い。

パキスタンの債務不履行になれば、パキスタン・ルピーが紙くずになるのではないかと一抹の不安が出つつある昨今だ。連日の対ドル換金率の下落ぶり、サーモンが1kg1万ルピーになる日は直ぐだな。