* みなさまメール等々を頂き、有難う存じます。ご心配をおかけしました。


いやいや、まいった…  今回は超過密スケジュールの1週間なので、パソコンも持たずに陸路でギルギットヘ向かっていた。イスラマバードを出て14時間半、ハイウエーとは名ばかりの山岳道路に疲れが出て来たところへ、緊急電話。事務所のスタッフが手渡す携帯電話に出ると…
「マリオット・ホテルで大爆発、全焼。  家では大きな窓ガラスが割れ、小さなガラス窓は爆風で掛け金が吹っ飛び全部、開いてしまいました。 でも家の者(スタッフも)全員無事です。心配しないで下さい~」
心配するなと言うから心配はしないが… ホテルが全焼? 全焼?? 「ホテル全焼」の意味がまったく分からない。 どうしたら全焼になるのか?????と想像をめぐらせながら翌日夜、ようやくTV画面に出くわした。それから何度も何度も繰り返し画面を見たが、なんとも不思議な爆発であり、燃え方だ。
政府発表は死者数十人というが、TV画面で見た、あの燃え方で数十名?? 階下から燃え始めたとも思えないし、大体が普段から被害を10分の1に発表する政府だから「数」については信用は出来ないな…と、何でも疑ってかかるオバハン。 

帰宅してから情報通に聞きまくった結果、実質は200~300人の死者ではないかと。ウチのスタッフの兄弟もマリオットで働いており、大爆発の直後に1階のメンテナンス棟から外へ転がり逃げたという。そして、「あの火の手の中では上階部にいた人間は逃げられなかった」筈だと。
さらに奇怪なのは(情報通の話によれば)、爆発の前日に米軍30人くらいが厳重な警備の中で、ホテル内の現地警備員を一切寄せ付けず「米軍特権」でホテル内へ何らかの機材を持ち込んだという。ホテルは3,4,5階部分が派手に燃えていた、何らかの化学物質が持ち込まれ、それが燃焼した可能性は避けられない。

奇怪なことは、まだある。TV画面を見ながらオバハンも考えていたが、首都へのトラック乗り入れは深夜のみだ。誰があの時間帯にトラックの通行を許可したのか? 首都の検問は厳しい、十数ヶ所の検問をトラックはどうしてくぐり抜けたのか? トラックがホテル前の検問所で小爆発を起こし、それから大爆発に至って、大火災。うまく出来すぎていると思うのだ。
タリバーンは犯行を否定している。本物のタリバーンなら聖なる断食月にこんな犯行はしまい。 聖なる月にメッカ襲撃やイラクへ侵攻したアメリカのやりそうなことではないか?  アメリカの情報部、パキスタン情報部のオペレーションである可能性が捨てられない所以だ。当地の新聞が「パキスタンの911」と騒ぐのも分かる。

そして昨日はイスラマバード空港で自爆攻撃を未遂で取り押さえたと。報道では「自爆の情報、自爆犯による攻撃を予告したが、指定の時間に攻撃は起きなかった」というが、空港は夕方まで閉鎖。駐車場へ車は一切入れないし、ターミナルへは空港スタッフのみの出入りで、日本へ帰国する人たち10人を抱えてギリギリまで大汗をかいた。

アチコチに爆破予告、マリオット・ホテルへの攻撃等々で国連クラブやアメリカン・スクールも閉鎖。911直後の混乱時を思い出している。  しかし、これは先般から何度か書いているように治安悪化、混乱への序章にしかすぎない。アメリカはパキスタン侵攻の機会を着々と作っているのだろう。