2020年05月

昨朝、断食月の終わりを知って深呼吸し、かつ倖せを噛みしめた。断食をしていなくとも、かくも爽やかな気分になれるのだ。アッラー(神)は本当に偉大だ。 誰もかれもが実家へ帰る中、自ら進んでガード(警備)を続けているスタッフには新しいパキスタン服一式とお年玉。先般からは毎夕、フルーツなどの差し入れも。   
日本は緊急事態解除と。真面目に自宅待機、自粛を守った人は断食明けと似たような気分を味わっているのかも。
どこの国も経済回復・失業問題に直面だ、人命よりも経済が大切と。だが、そのためには「死生観」を変え、覚悟を決めるべきかも。経済大切の緊急事態解除だ、それを踏まえて個々人自粛は必要だ。コロナの発生から5ヶ月、徐々にコロナの「正体」が判明しかけている??ということで、集団免疫獲得への作戦ということだろうが・・   
さてさて、今朝一番に目についたニュースは「黒川検事長の処分に、首相官邸が実質決定」というものだ。TVは殆ど見ないがニュースは日本・パキスタンと一通り「見出し」を流し読みする。「安倍ポチは国会で『検事総長が諸般の事情を考慮し、適切に処分を行ったと承知している』と繰り返していたが ―中略― 実質的には事前に官邸で決めていた」とあったから、どれだけ国民をないがしろにしたら気が済むのかと呆れ果てる。
もしかしたら・・安倍ポチは・・自分の言ったことを何もかも都合よく忘れてしまう病気ではないのか? だとすれば、自覚症状がないまま病気をおして責任を全うしようとしている、健気な安倍ちゃんはカワイソー過ぎる。 安倍ポチ政権になって以降、「忖度」たら言う、読むことは出来るが、書いてみろと言われたら自分では直ぐには書けない高尚な単語が一般化してしまった。だが、首相周辺の方々は忖度を棚上げし、
今からでも遅くはない「総理の耳はロバの耳」と、巷が笑っている現実を、キッチリお知らせすべきだ!

近年は断食を全くしないのに、年々、疲れるようになっている。何年か前までは「せめて金曜日くらいは」と思ったし、大昔は気温40℃超えの中でも1ヶ月間キチンと断食をし、スタッフたちの手前、見栄も張れたのに。 今年はコロナのせいで自粛自粛、スタッフたちにも厳命・自粛しているかどうかを見張らねばならない1ヶ月で、余計に気疲れした。昨夜は無事に新月が現れイード(断食明け大祭)を迎えることが出来るのか、どうかと本当に気が重かった。もう1日追加の断食日は耐えられない!気分は限界に近かったような気がする。こんなに待たれた断食明けは40年で初めてだ。    
今朝、日の出の直前、屋上で何時もとは異なる「礼拝への呼びかけ声、イードの礼拝は7時から」が聞こえて来た時は、心底ほっとした。「あぁ、断食月がようやく終わったのだ」と。そして自然に深呼吸となっていたから不思議だ。   
先日の突風で、隣家の4本あるスモモの木のうち1本が倒壊。80mばかり先にあるモスクの正面までが素通し、丸見えになった。ということは、モスクからも我が家のダイニングが丸見えということだ・・ 朝7時前、続々とモスクへ人々が集まって行く。モスクの消毒、3密を避ける、手足の消毒など等、政府通達の20項目の注意事項は全く守られていない。礼拝に行く人のうちマスクをしているのは20人に1人くらいだし、文字通り肩を接して歩いている。サウジアラビアではイードの礼拝は家で。さらには48時間の外出が禁止だという。エジプトでもコロナに対する対策は厳しい。    
パキスタンのコロナ感染者は5万5000人になった、死者が1133人と少ないのは、パキスタン人口の72%が35歳以下と若いので死者が少ないのだと言う。きょう古くからの知り合いが病院へ運ばれ「血栓」で亡くなったと聞いた、オバハンと同じくらいの年齢だから後期高齢者だ。コロナの検査はしなかったというが、この時期だからコロナが充分疑われる。

当地時間の午後3時過ぎ、ニュースで「カラチ空港のすぐ近くでエアバス墜落」と。ラホールからカラチへの便、知り合いが乗り合わせていないか、息子を初め居合わせた6人が緊張。中国からリースされている機体で、3密を避けているためエアバスにもかかわらず99人しか乗っていなかったという。航空機の墜落では大概が全員死亡・・なのに、何人かは負傷したものの助かっていると。明後日は断食明けの大祭、実家で祝おうと帰宅中の人もあったろうと、心が痛む。神の御心により犠牲者が独りでも減りますように・・     
「だから・・いつも言うように、泳ぐ練習だけではなく、飛ぶ練習も必要や」とのブツブツ独り言を、14歳になろうとしている息子の娘に聞かれてしまい、「そういうナンセンスな発想は何処から来るの?」と厳しい追及を受けた。命根性の汚い、かつビビりのオバハンは、大昔から(純粋に真面目に)飛ぶ練習は必要だと考えている。飛ぶことが出来れば危険が1つ減るのは確実だもん。岩登りに夢中になっていた若い頃は・・落ちる時には右向けに飛ぼう、ああしよう、こうしよう・・と、いつも落ち方(飛び方)を考えていた。     

連日40℃近い気温。きょうから子供たちは夏休みに入った。正月休みの後からは土日の休みはあったものの、コロナのせいで春休みもなくぶっ通しでオンライン授業。息子家族5人と顔を合わせる毎日、その上、家での3食。コックは居るもののパキスタン食は月に2回くらいで、他は全部オバハンの賄う日本食。ボケ防止にはなっている、有難い。だが暑さで疲れやすくなった。

昨日、先進国であり、教育程度も高いスウェーデンでさえも「集団免疫獲得の作戦」は上手く行っていないと言うのに・・と書いた後、数字では確かに感染者も死者も多く、「作戦」が上手く行っているのかどうか判断し難い。詳細をさほど知っているわけではないがと、気にしていたら、今朝の日刊ゲンダイのニュース。「スウェーデン、集団免疫戦略の背景にある実利主義と死生観」なる記事があって大変、興味深かった。また別の記事にはスウェーデン国内にもロックダウンをするべきだとの声も大きいとあった。コロナ禍が終わった時にスウェーデンがどんな評価を受けるのか、今は知る由もないが、スウェーデンの立ち位置・死生観が解ってオバハン自身は納得だ。       
明日から本格的に断食明けの休みに入る。我が家の運転手を初めとするスタッフたちは、早々と2週間の休暇で先日から田舎へ帰った。地方にもよるがGB州(ギルギット・バルティスターン州)出身のガードマンは、長距離バスの発着地であるスカルドゥのホテルで2週間もの足止め、コロナに罹っていないと判明してから実家へ帰ることを許されたと言う。パキスタン本土からGB州への道路は1本道だからこそ取り得る手段だと想う。が、他の州では不可能な措置だ。
GB州出身ではない運転手やコックたち、実家に帰りつきオバハンの厳しい目が無くなったことで、心おきなくモスクでの礼拝が出来ると喜んでいるのだろうな・・ 政府(大臣たちも)モスクでの礼拝に関する20のガイドラインを厳しく通達、それ等を守らなくてはならないことを説明し続けている。が「私たちがコロナウィルスのパンデミックを取り除くことが出来るよう、国のために祈らなくてはならない」とあって、大臣サマも神頼みかい・・アカンがな・・の思いを深くしている。
町は断食の空腹も相まってか、トゲトゲしくなって来ている。1年中で一番、お金の必要なイード(大祭)治安も最悪時、番犬もガードマンも居るが、押し入るヤツ対策として、裏に3ヵ所トラップをしかけた。無事にイードが終わりますように~ コロナに罹らず、罹っても軽く済みますように~と祈り続ける毎日だ。

 

2-3日前のパキスタン・ニュースに「集団免疫」の記事が出ていた。実は見出しを見ただけで記事の内容は知らないのだが、昨日は最高裁がロックダウン解除の命令を出した。政府は諸々の事情を鑑み、集団免疫獲得への作戦に移行するつもりなのかと、オバハンは大いに案じている。    
先進国であり、教育程度も高いスウェーデンでさえも「集団免疫獲得の作戦」は上手く行っていないと言うのに、このパキスタンで??     
国民の多くは3密禁止の意味どころか、信心に勝る予防はナシ。断食明けの朝の礼拝にモスクへ行かない者は皆無と言えるほど、信仰心の強い国民たち。コロナに罹るのも罹らないのも神の御心。死ぬ日は神によって決められているから、コロナを恐れる者は信心が足りない。口づけも抱擁もアリアリ、地方によっては1つの大皿に大盛りのご馳走、集まった者たちは大皿に手を突っ込み、直接口に運ぶ生活習慣・・など等、普段ならイスラームの連帯と思える事柄も、大祭(イード)明けの感染者増を想うだけで気分が滅入る。    
断食明けイスラーム大祭(イード)は22日~27日が休日との政府発表だ。最高裁によるロックダウン解除は大祭(イード)期間中という条件付きらしいが、昨日から町には一気に人が溢れた。下町などの写真や映像を見れば、マスクをしている人はほんの僅かだ。マスクのことなど、どこ吹く風、商店街も露店も大祭の晴れ着や靴、食料品などを買う客で肩が触れるばかりにごった返している。
確かに政府自体も、イードを境にコロナ感染者が増えると言っていた・・1ヶ月間に及ぶ断食を終え、家族・一族、親戚一同が揃ってイードを祝う、誠に麗しい習慣とは思うが、医療事情の悪いパキスタンでは、ただただ恐ろしい。
パキスタンでのコロナ感染者が47000人を超えたことが理由で、3日前の日本への臨時便は中止になったと聞く、いよいよ脱出不能だ。

 

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